最新 業界の常識 よくわかるガスエネルギー業界 の感想

大変わかりやすい本でした。ガス業界、エネルギー業界がどのような構造になっているのか、
ＬＮＰガス、などの備蓄、シェールガスの意味合い、ガス、電力の規制緩和の意味合い
それから３１１のときに日本がエネルギーについて直面した問題にどう対応したかなどがわかりやすくかかれています

「よくわかるガスエネルギー業界」という事でLPガス業界の本？かと思いましたが、この著者の「よくわかる石油業界」が大変読みやすかったので、購入しました。

内容は「石油以外のエネルギー全部を書いた本」だと思います。

日本&世界の一次エネルギーに始まり、米国のシェールガス革命のみならず　中国のシェールガスに関する事まで記載されています。
そして、家庭用燃料電池は水素を使うのは知っていましたが、水素も結果的にはLNGやLPGから作るとの事で、改めて水素もガスだったんだと気が付かされました。

私のおすすめは、自動車向けガス体エネルギーの章です。
・天然ガス自動車は何故失敗しか
・LP車は何故タクシーにまでしか普及しなかったのか
・それをうけてのFCEVの実力と水素スタンドの普及等を、簡潔にわかりやすく記載されています。

電力業界&都市ガス業界の地域独占と総括原価方式に切り込んでいるし、電力業界や都市ガス業界の方にも是非読んでほしいですね。

ガス業界という狭い枠ではなく、エネルギー業界人として手元に置く本だと思います。

私は就活中の大学3年生です。
私はガソリンスタンドでアルバイトです、アルバイトを始めてからこの業界に興味があります。
そんな中、この本と出合いました。

実際に熟読してみて驚きました!
正に就活学生の為に書いてくれたような本です。

「ガス」と入っていますが、正に総合エネルギー解説本です。
都知事選ですらエネルギー問題になる今
エネルギー業界の以外に就職を目指す人にとっても
グループ面接等の話題対策上、必須だと思います。

この本に出会うまではガソリンスタンドでアルバイトをしているからエネルギー業界に行きたいという漠然としたイメージでしたが、明確に自信を持ってエネルギー業界に行きたいと思うようになりました。

このコメントを読んで この本を購入して大学3年生の皆さんと2015年の入社式でお会いできるように頑張りたいと思うと同時に、楽しみにしています。0