ポケットに名言を (角川文庫) の感想
参照データ
タイトル | ポケットに名言を (角川文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 寺山 修司 |
販売元 | 角川書店 |
JANコード | 9784041315248 |
カテゴリ | 文学・評論 » エッセー・随筆 » 日本のエッセー・随筆 » 近現代の作品 |
購入者の感想
本書ほど型破りな名言集は珍しい、歌謡曲あり、懐かしい映画のセリフと寺山修司の感性
で選んだユニークな名言集である。
そのなかでドストエフスキーの言葉が多く掲載されてます。その中の一節です。
「人生は苦痛であり、人生は恐怖である。だから人間は不幸なのだ。だが、人間はいまでは
人生を愛している。それは、苦痛と恐怖を愛するからだ」
筆者は詩人にとって言葉は凶器にもなる、同時に薬でなければならないと語ってる。そして
最後に名言などは所詮、シャツでも着るように軽くこなしては脱ぎ捨ててゆく、といった態
のもだということを知るべきだろうという言葉で結んでるのが印象的です。
で選んだユニークな名言集である。
そのなかでドストエフスキーの言葉が多く掲載されてます。その中の一節です。
「人生は苦痛であり、人生は恐怖である。だから人間は不幸なのだ。だが、人間はいまでは
人生を愛している。それは、苦痛と恐怖を愛するからだ」
筆者は詩人にとって言葉は凶器にもなる、同時に薬でなければならないと語ってる。そして
最後に名言などは所詮、シャツでも着るように軽くこなしては脱ぎ捨ててゆく、といった態
のもだということを知るべきだろうという言葉で結んでるのが印象的です。
どきりとさせられる言葉がたくさんあります。
昭和11年生まれの人なので、「古っ」と思わされる表現も
ないわけではありませんが、
ロシア文学、太宰治、哲学者、文学者、
いろいろなところからの引用(名言)があり、
その原典に触れたくなりますし、
実際読んでみたこともありました。
(太宰治の「女生徒」など)
言葉ってこんなに力強く、激しく、また
有効なものなのだ、としみじみ感じさせられます。
普段、安易に言葉を使っている人、
是非一度読んでみてください。
また、装丁もかわいらしくて大好きです。
昔のを持っているのですが、あらたに購入しようと思っています。0
昭和11年生まれの人なので、「古っ」と思わされる表現も
ないわけではありませんが、
ロシア文学、太宰治、哲学者、文学者、
いろいろなところからの引用(名言)があり、
その原典に触れたくなりますし、
実際読んでみたこともありました。
(太宰治の「女生徒」など)
言葉ってこんなに力強く、激しく、また
有効なものなのだ、としみじみ感じさせられます。
普段、安易に言葉を使っている人、
是非一度読んでみてください。
また、装丁もかわいらしくて大好きです。
昔のを持っているのですが、あらたに購入しようと思っています。0