ONOMIMONO の感想

　パスピエの2ndでメジャーデビューアルバム、ONOMIMONO。(なにげに回文）
1stを飛ばして自身初パスピエです。
　いや、こんなにもポップだとは正直思いもしませんでした。アルバムタイトルや
ジャケットのイラストから想像するに、シュールで癖のある感じかと。

　テクノ風イントロでアルバム全体を牽引する1曲目から、乙女チックな歌詞が印象的な7曲目まで
アップテンポな曲で一気に聞かせます。（最後の8曲目は落ち着いた感じですが）
個人的一番は、7曲目の最終電車。この歌詞はちょっとスゴい。もう自分なりの風景が
曲を通して明確に思い浮かんでくる。まるで小説を読んでいる時のような感覚。
゛最終電車に飛び乗る　キミの背中がキライよ″　なんて思いつつ彼の為に笑顔を作る主人公が
なんだかちょっといじらしい。このセンスって松本隆に似てるかも。
　
ポップアルバムとして最高のこの作品。
憂鬱な月曜日の朝、通勤・通学途中で聞くのはいかがでしょう。テンション上がりますよ。