さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる の感想
参照データ
タイトル | さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | エックハルト・トール |
販売元 | 徳間書店 |
JANコード | 9784198615321 |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 倫理学・道徳 » 倫理学入門 |
購入者の感想
あくまで翻訳に対する評価。英語の原書は☆5つくらいの良書。ところがタイトルでぶち壊しているし(〇〇すれば△△になる、とはエゴに対する報酬)監修者の名前のほうが作者よりも大きいという勘違い。あげくのはてに作者がカリスマに持ち上げられないようにそういう部分は削ったとか、上から目線。これらは百害あって一利ないから原書で読んだほうが良い。
和訳の際にタイトルを直訳するのでなく、インパクトのある題名にすることが大事なのはわかるが、これはひどい。
「ソウルメイトを得たら、あのセミナーを受けたら、何かいいテクニックにさえ出会えたら、〜さえあれば、そのときこそ自分は幸福になれるだろう」というような、自分の外に答えを探すという姿勢こそがさとりにとっての「基本的なエラー、大きな障害」である。条件付けをして「いま、ここ」以外の場所に求めてはならない、と、再三本書の中で述べられている。
なのにこのタイトル「さとりをひらくと」は、そのエラーそのものではないか。
翻訳自体は読みやすくていいし内容も素晴らしいのに、実にもったいない。
また、飯田氏の判断で内容を削っているそうだが、そんなに不適切な部分があったのか疑問に思う。もしそうならアメリカで出版される際に削除されているだろう。飯田氏にはそれなりの思想と判断があってのことだと思うが、本書を購入する読者は「飯田氏の世界」ではなく「エックハルト・トールの世界」を味わいたいのだから、きつい言い方かもしれないが大きなお世話である。
徳間でも他社でもいいから、タイトルを適切なものにして完訳版を出していただきたい。
「ソウルメイトを得たら、あのセミナーを受けたら、何かいいテクニックにさえ出会えたら、〜さえあれば、そのときこそ自分は幸福になれるだろう」というような、自分の外に答えを探すという姿勢こそがさとりにとっての「基本的なエラー、大きな障害」である。条件付けをして「いま、ここ」以外の場所に求めてはならない、と、再三本書の中で述べられている。
なのにこのタイトル「さとりをひらくと」は、そのエラーそのものではないか。
翻訳自体は読みやすくていいし内容も素晴らしいのに、実にもったいない。
また、飯田氏の判断で内容を削っているそうだが、そんなに不適切な部分があったのか疑問に思う。もしそうならアメリカで出版される際に削除されているだろう。飯田氏にはそれなりの思想と判断があってのことだと思うが、本書を購入する読者は「飯田氏の世界」ではなく「エックハルト・トールの世界」を味わいたいのだから、きつい言い方かもしれないが大きなお世話である。
徳間でも他社でもいいから、タイトルを適切なものにして完訳版を出していただきたい。
最近行った外国の書店では依然ベストセラーのこの本も日本の書店ではめっきり見かけなくなってしまいました。何年も読み継がれるべき素晴らしい本だと思いますが日本人にとってはとても不幸な状態です。この本のタイトルが原因でこの本を本当に必要としている人たちが手に取らないのではと思われ残念です。ぜひとも徳間書店さんにはタイトルを原題のパワー・オブ・ナウに戻して頂き重要な箇所が削除されていない完全訳で再出版を検討して頂ければと思います。それほど人類にとってとても重要な本だと思います。