うたの☆プリンスさまっ♪Debut (初回限定版 Dear Darling BOX) (ドラマCD&特典小冊子同梱) の感想

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ご予約されていた方も多いと思いますが、未プレイの方はこちらで皆様が書かれているレビュー等をご覧になって十分お覚悟の上でプレイされるか、今までのプリンスを好きなままでいたいならプレイしないという選択肢もありだと思います。

うたプリのゲーム作品の中でDebutは、プリンス好きにとっては蛇足のキャラ改悪ゲー、先輩好きにとっては出番は多いのに攻略出来ないキャラ紹介止まりゲー、という実に中途半端な代物です。
もちろん人それぞれ受け止め方は違うとは思います。たくさんのレビューがありますので、私は率直な感想を書かせていただきます。

プリンス7人のストーリーはRepeat(無印)→FDで既に綺麗にまとまっていたと思います。
新たにストーリーを作り出すにあたりネタが思い浮かばなかったのか、制作の方々は綺麗にまとまっていたものの一部を壊して、もう一度まとめるという形を採られたようです。

一度乗り越えたはずの問題をまた蒸し返したり、もともと出来ていたはずのことも出来ないことにされてしまったプリンス達。そして今作では先輩キャラが追加されたため、“先輩キャラに劣るプリンス”という描写がしきりに強調されています。
Repeat,FDであんなにキラキラと輝いていたプリンス達が、Debutではその輝きも長所の数々も奪われて弱々しく苦しみ続けます。Repeat→FDと培ってきたはずの春歌との信頼関係も、どこへいってしまったのでしょうか。

別にシナリオが鬱々と暗くてもいいです。恋愛要素が薄くてもいいです。キャラデザに似ても似つかない立ち絵でもいいです。使い回しまくりのくせにフルプライスでもいいです。
ただ、プリンス達のキャラ設定だけは、大切にしてほしかった。
既存キャラの設定をブチ壊しにしたら、それはもう別のキャラですよね?
長らくまたプリンスに会えることを待ち望んでいたファンにとって、これほどの裏切りは無いです。