シングルスはっぴいえんど の感想

はっぴいえんどの魅力に取り憑かれた人なら誰もが思う。「なんで三枚だけー？！」と。で、まあ多くのフォロワーはその後の彼らの動向を探るべくソロアルバムを追っかけるわけだが、やはり四人揃っての音源、はっぴいえんどとしての音源が欲しい、という思いがつのるのもむべなるかな。そういうところにこのシングルコレクションが出てくると、これはもう猫にカツオブシ状態なわけで、こりゃ買うしかない。はっぴいえんどの場合、メンバーがちょっとやる気なくしちゃってたモードのサード・アルバムを除く前の二枚では、アルバムバージョンとシングルバージョンではテイクもアレンジも変えるというルールがあったようで、これが結構楽しい。だによって、ファンとしてはこのシングルコレクションを是が非でもコンプリートしておくべきなのは言うまでもない。「恋の汽車ポッポ」「はいからはくち」あたりの迫力はアルバムヴァージョンをしのいでいる、と言っても過言ではない勢い。アルバム未収録の曲も出来が良く「空飛ぶクジラ」などは必聴の名曲だ。

この盤のレコードは持っていますが、CDでは初めて聴きました。
音がクリアで音圧に驚きました。

はっぴいえんどの曲と、細野・大滝のソロシングルとの編集盤です。