家づくり解剖図鑑 の感想

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「住まいの解剖図鑑」や「片づけの解剖図鑑」に書かれていた、「そもそも玄関とは~」といった内容に代表される、原理原則が新築を考える上で非常に参考になりました。こちらの本もタイトルに「解剖図鑑」とついていたため、原理原則が書かれているだろうと思って、購入しました。

しかしながら、こちらの本は「玄関と云えば、こういうことやこんなこともできるね」といったサンプルが多数収録されている本でした。

読後感は、住宅雑誌を読んだときや住宅展示場に行って感じる「すごいけれど奇抜すぎて参考にならない」といったものに近く、少々残念でした。期待が高かっただけに、正直、「解剖図鑑」というタイトルをつけるのはどうか、と思いました。

表紙やイラストから受ける印象は「住まいの解剖図鑑」や「片づけの解剖図鑑」と似ていますが、中身はまったく別物です。玄関やキッチンといったピンポイントでの間取りの案を知りたい方に向けて書かれた本だと思います。「解剖図鑑」というタイトルでこの本を知った方は、購入の際はその点に注意されるとよいと思います。