蛇王再臨 アルスラーン戦記13 (カッパ・ノベルス) の感想

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参照データ

タイトル蛇王再臨 アルスラーン戦記13 (カッパ・ノベルス)
発売日販売日未定
製作者田中 芳樹
販売元光文社
JANコード9784334076771
カテゴリ文学・評論 » 文芸作品 » 日本文学 » た行の著者

購入者の感想

第2部に入ってからのスピードは、極端なまでに緩やかで、緩慢さを否めない。
本書も前半部分は、同様のスピードであり「またか」という思いで読み進めるが、
後半には、いよいよ「蛇王再臨」し、長い長い物語のクライマックスに向けて、よ
うやくそn序章が幕を開けたという感じだ。アルスラーン以外の登場人物の描写
が多いのも相変わらずではあるが、本書では、アルスラーンのごくごく淡いロマ
ンスの相手が久しぶりに登場し、そして急転直下、大きな悲劇に見舞われる。
これまでのアルスラーンに対するナスサスやダリューンが見せる将来に向けた
漠とした不安。今回の少女の突然の悲劇。今後に波乱を感じさせる。もっとも、
その波乱は、きっとハッピーなものでないことも予想される、そんな中身だった。

初めてアルスラーン戦記を読んだ時、私は高校生でした。
あまりにも面白くて次の日は学校だというのに明け方の4時まで読んでいました。
先が気になって気になって眠ろうにも眠れなかったのです。
その時、既に1部は完結していましたが少ないお小遣いから全巻を買い揃えました。
何回も何回も読み返してボロボロになったその本は15年以上たった今も本棚に並んでいます。
今、読み返してもあっという間に物語の世界に引き込まれるパワーはスゴイです。

なのに最新刊は何度も何度も中断しながらたった1冊に1週間以上かけて読み終えました。
たぶん、読み返すことはないかな・・・。

長い長い中断の間に筆者自身の考え方が変わったんでしょうね。
同じ作者が書いていてもまるで別人が書いた作品みたいです。
同じパルス王国が舞台だなんて信じられない。
だから、登場人物たちも別人みたい。

ナルサスやエラムやダリューンあれほど魅力あふれてたのに
只の嫌な奴に成り下がってたり、知性の高さが鼻についたり悲しくなりました。

もう10年早く完結していたらと残念でなりません。
遅筆もここまでくれば本当に本当に罪深いですね・・・。0

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