内的体験―無神学大全 (平凡社ライブラリー) の感想
参照データ
タイトル | 内的体験―無神学大全 (平凡社ライブラリー) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | ジョルジュ バタイユ |
販売元 | 平凡社 |
JANコード | 9784582762488 |
カテゴリ | 文学・評論 » エッセー・随筆 » 外国のエッセー・随筆 » フランス |
購入者の感想
わりと人間の内面とか認識論が多くて難解ではある。
だが読めるところも多く、バタイユの基本は変わらないのだろう。
「人間がついに把握しえなかったのは、かつて誰ひとりとして私たちに語りかけはしなかった以上、これからも誰ひとりとして私たちに語りかけはしないだろうということなのだ。」
「もはや全一者たることを望まぬこととは、人間にとってもっとも高度な野望であり、それは人間たろうと望むことにほかならない。」
「もし神が自身をあるがままに見るとすれば、神はたちまちにして神たることをやめるであろう。」
「なぜ私の知っていることが存在しなければならないのだ?」
285pと346pからは、鋭敏で誠実な著者の声が聞こえてくる。何か暗いものの向こう側に光るものを求めている。
だが読めるところも多く、バタイユの基本は変わらないのだろう。
「人間がついに把握しえなかったのは、かつて誰ひとりとして私たちに語りかけはしなかった以上、これからも誰ひとりとして私たちに語りかけはしないだろうということなのだ。」
「もはや全一者たることを望まぬこととは、人間にとってもっとも高度な野望であり、それは人間たろうと望むことにほかならない。」
「もし神が自身をあるがままに見るとすれば、神はたちまちにして神たることをやめるであろう。」
「なぜ私の知っていることが存在しなければならないのだ?」
285pと346pからは、鋭敏で誠実な著者の声が聞こえてくる。何か暗いものの向こう側に光るものを求めている。