構図がわかれば絵画がわかる (光文社新書) の感想

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参照データ

タイトル構図がわかれば絵画がわかる (光文社新書)
発売日2012-10-17
製作者布施 英利
販売元光文社
JANコード9784334037123
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購入者の感想

「白い画面に一つだけ、点を打つとしたら、どこが一番美しい構図になるでしょうか」。

構図について解説した本。新書にしては、ちょっとお高い。ただし、カラー印刷になっている。著者は東京藝術大学教授。

構図の重要さに触れたあとは、構図を作るポイントについて、具体例を挙げながら順次解説してゆく。
・点と線:垂直線、水平線
・形:対角線、三角形、円と中心
・空間:1点遠近法~3点遠近法
・次元:平面、3次元(立体観や複数の視点)、4次元(動き)
・光:室内光、日の光、モノから光へ、光からモノへ
・色:色の対比によって構図を作る
・人体:人の体の特徴と構図、美術解剖学

ダヴィンチ、フェルメール、モネ、ムンク、長谷川等伯、ピカソ、ゴッホ、千住博、インドの彫刻、大聖堂のステンドグラス、古代ギリシャの彫刻、庭園、インドの建築物、アジアの仏像、といったいろいろな作品が例として載っている。

「構図は宇宙を要約したものです」。

「物質としての光」というような少々引っかかる表現もあるが、構図の重要さやその要素及び効果について、真面目にわかりやすく書かれている。興味深く読めた。

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