味すごろく ぱくぱく編 (Feelコミックス) の感想

買ったことのない作家さんの本でしたが、小中学生ぐらいの子供のいる家庭のゴハンや生活を垣間見れるかと期待して購入しました。

しかし、そんなものを期待するべき内容ではなかったのだと、ガツンと頭を殴られた感じ。家庭の味というよりも、まず作者さんの板チョコ箱買いや半日韓流ドラマ視聴にドンびき。夕飯に娘とコーラなんて？とか。

なか見サンプルがなく内容がわからないため、タイトルと帯の説明を見て購入したのですが、帯の紹介文が適切ではないです。「おいしいレシピと食情報が満載」に偽りあり。他のすごろくシリーズについての紹介文としても、この本の内容を適切に表した帯やカバーではないため、期待外れ購入となってしまいました。これだと実用的なレシピも紹介した漫画だと期待してしまう。最初から、食についての自由なエッセイ漫画ですよと正直に言えばいいのに…。

韓流好きな母子の新大久保や韓国通販など、韓流好きなら楽しめる情報や食材も載っています。そちらの方は多少実用的なので、それを推した紹介文にした方がよかったのでは？(私は韓流に興味はないですが)
夫は料理好きらしくスープカレーやパン作りもたしなむようで、多くはないですがレシピも載ってはいます。クリスマスの中味を詰めてないチキンとか。凝ったものではなく、まねしやすい料理など。
しかし、夫よりも母である作者さんの自慢のレシピがあまり載ってない気が。娘さんのお弁当についても参考になるような実用的な話はなかったし。というか、レシピや実用性を求めるべき本ではなかったのかな、と。
他に実用的そうな話とすれば、夫が受診した禁煙外来の話でしょうか。(こちらも私に役立つ情報ではありませんでしたが)

個人的には、自由すぎる様子にモヤモヤしたりであまりいい印象は抱けませんでした。残念ながら自分の味覚には合わなかったのだと思います。つまり、ちょいムカっとか、ウソっこんなのあり？と思うようなモヤモヤさせられる部分が作中にちょこちょこあったということです。