非社交的社交性 大人になるということ (講談社現代新書) の感想
参照データ
タイトル | 非社交的社交性 大人になるということ (講談社現代新書) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 中島 義道 |
販売元 | 講談社 |
JANコード | 9784062882088 |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 哲学・思想 » 哲学 |
購入者の感想
本の内容に、一定の完成度を求める、あるいは一貫性を求める、人生指南、または親代わりを求める、こういった事情で本を取る人は多いと思う。つまり読者の期待値が高く、読者に媚びて読者肯定してくれる癒し本系、あるいはオバさん占い師系の心をズバッと当てましょう的な、満足感たっぷりの本に高得点がついてしまう傾向がある。
自分の不安を、本を使って必死になにかをつかもうとしたけれど期待はずれであるというような批判もある。
この本を手にとった人の心構えとして、著者に甘えるのは本筋ではあるまい。著者は他の本でも繰り返しそのようなことを言っている。感想の手紙やファンレターも嫌いだと。本を書く人は、みな読者のレベルに降りてきてくれるという錯覚もあるんだろう。
私にとっては、自己研究と哲学の軽い案内が同時に味わえるのでちょうど都合がいい。
哲学のちゃんとした本も著者は多数出しているが、そっちには興味はない。
哲学者という人種は、自分の人生になにか引っかかるものが相当あった人たちなんだろうと思う。
いろいろな哲学案内書があるが、社会を変えたい、自分を変えたい、だいたいはどっちかになる。
この本は新聞連載をまとめたものらしいので、自分の読み方の方もぶつ切れ的に読むほうが向いていると思うし、じっさいそうしている。雑誌が大して面白くなくてもクレームなどつけないものだけど、一冊の本になるとガラッとかわるのはなんでだろうと感じる。雑誌一冊と新書一冊の値段は大して変わらないんだけど。
自分の不安を、本を使って必死になにかをつかもうとしたけれど期待はずれであるというような批判もある。
この本を手にとった人の心構えとして、著者に甘えるのは本筋ではあるまい。著者は他の本でも繰り返しそのようなことを言っている。感想の手紙やファンレターも嫌いだと。本を書く人は、みな読者のレベルに降りてきてくれるという錯覚もあるんだろう。
私にとっては、自己研究と哲学の軽い案内が同時に味わえるのでちょうど都合がいい。
哲学のちゃんとした本も著者は多数出しているが、そっちには興味はない。
哲学者という人種は、自分の人生になにか引っかかるものが相当あった人たちなんだろうと思う。
いろいろな哲学案内書があるが、社会を変えたい、自分を変えたい、だいたいはどっちかになる。
この本は新聞連載をまとめたものらしいので、自分の読み方の方もぶつ切れ的に読むほうが向いていると思うし、じっさいそうしている。雑誌が大して面白くなくてもクレームなどつけないものだけど、一冊の本になるとガラッとかわるのはなんでだろうと感じる。雑誌一冊と新書一冊の値段は大して変わらないんだけど。