Newton (ニュートン) 2014年 02月号 [雑誌] の感想

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タイトルNewton (ニュートン) 2014年 02月号 [雑誌]
発売日2013-12-26
販売元ニュートンプレス
JANコード4910070470244
カテゴリ雑誌 » 科学・テクノロジー » 一般科学 » 天文・物理

購入者の感想

「大前提として、体重の増減は、摂取カロリーの量と、消費カロリーの量のバランスによって決まります。摂取カロリーの方が多ければ体重は増加しますし、消費カロリーの方が多ければ体重は減少します。この大原則に反する”都合のいい”ダイエット方法は、疑ってかかった方がよいといえます」。

Newton Specialは2つあります。まず、「天才の脳」。実物が保存されているアインシュタインの脳の研究結果や、仮説の話が多いですが、「サヴァン」と呼ばれる特殊能力を持つ人達、ひらめきや直感のメカニズムなどの説明があります。

個人的におススメなのは、2つめの「肥満のサイエンス」です。そもそもなぜ、肥満はいけないのか?という基本中の基本原理を、実は工場のように忙しく操業しているという白色脂肪細胞の機能とそこから分泌される各種ホルモン(TNF-α、レジスチン、アンジオテンシノーゲン)との関係から、Newtonお得意のきれいなイラスト付きでわかりやすく科学的に解説しています。肥満とがんの関連性についても、インスリンとアディポネクチンの量と働きから説明されています。世の中には、これを食べれば痩せると喧伝している様々なダイエット法がありますが、Newtonにかかれば、そんな類のものは「疑ってかかった方がよい」と一刀両断です。また、糖質も脂質もタンパク質のどれをとっても、食べ過ぎれば脂肪になることには変わりなく、カロリーが同じであれば太りやすさの違いは無い、とも断言されています。理想の目安はBMI22だそうです。それから、食べすぎと薬物依存症は、ドーパミンD2 受容体の減少という共通点があるというコメントもあります。

探査機カッシーニがとらえた、土星とタイタンの写真はすごいです。同じく写真の特集としては、不思議な形の世界の樹木を集めたものがなかなかいいです。それ以外にも、いまさらながらのアルキメデスの原理とその応用、GPS衛生の原理、最大深度3000メートルのマッコウクジラの解説、サラダ油の定義やトランス脂肪酸の説明を含む食用油の解説、あえなく散ったアイソン彗星、フィリピンで猛威をふるった台風30号による高潮発生のメカニズム(吹き寄せ効果と吸い上げ効果)といったものが載っています。0

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