The World as Will and Representation, Vol. 1 の感想
参照データ
タイトル | The World as Will and Representation, Vol. 1 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | Arthur Schopenhauer |
販売元 | Dover Publications |
JANコード | 9780486217611 |
カテゴリ | » 洋書 » Special Features » all foreign books |
購入者の感想
ショーペンハウアーといえばペシミズムの大家というイメージがあるが、それは単なる表面的にみた場合の偏見に過ぎない。
いちばん興味をひくものは、彼が東洋思想、特に仏教やヒンドゥー教の思想を取り入れていることだ。 このことによって、プラトンのいうイデア、カントのthing-in-itself、仏教でよく言及される涅槃などが溶け合わさって彼の哲学になっている。このこと自体が非常におもしろいと思う。
巻末ではカントに対する批判を展開しているのだが、自分には理解できるものではなかった。
たしかに表面上だけで捉えれば、ショーペンハウアーの哲学は諦念を喚起させ、生をないがしろにするものに思われるが、意図するものはそのようなものではないということがこの本を通じて明らかとなる。
いちばん興味をひくものは、彼が東洋思想、特に仏教やヒンドゥー教の思想を取り入れていることだ。 このことによって、プラトンのいうイデア、カントのthing-in-itself、仏教でよく言及される涅槃などが溶け合わさって彼の哲学になっている。このこと自体が非常におもしろいと思う。
巻末ではカントに対する批判を展開しているのだが、自分には理解できるものではなかった。
たしかに表面上だけで捉えれば、ショーペンハウアーの哲学は諦念を喚起させ、生をないがしろにするものに思われるが、意図するものはそのようなものではないということがこの本を通じて明らかとなる。