PINK LADY LAST TOUR Unforgettable Final Ovation 通常版 [DVD] の感想

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　私は昭和40年生まれの男性です．私にとってのピンクレディーとは，小学生高学年～中学1年のころ，ＴＶのチャンネルをひねれば，どこかの番組で出演していて，特別なファンではなかったのに，曲や踊りの有名な部分は何となく頭に刷り込まれ，そして今でも覚えている．という存在です．
　そんな私が偶然にYouTubeでこのDVD中のカメレオンアーミーを観て「すごい！．カッコイイ！．解散前よりレベルアップしている．他の曲も観たい」と思い，購入に至りました．
　実際，私の記憶中の解散前のピンクレディーより，47歳になって歌も振りも確実にパワーアップしており，お二人とも本当に楽しそうにパフォーマンスしています．また，解散前にはＴＶなどでは視聴できなかったシングルＢ面の曲や，人気が落ちてからのシングル曲も，どれもとても良い曲であることを知りました．
　理屈抜きに「すごいなあ．カッコイイなあ」と元気をもらえます．解散後も，歌や振りをレベルアップし，プロポーションと体力を維持し続けるミイさんとケイさんには感服します．私と同世代の人なら，保存版として持っていて損はないと思います．
　昭和のスーパーアイドルであったピンクレディーが，令和元年年末のレコ大か紅白でパフォーマンスしてくれないかな？

2年間100回続いたメモリアル・コンサートの「ラス前」とラストの
2枚組み。
1日違いなのに演出がまったく違うのに先ず脱帽。
東京国際フォーラムに集まった5000人の聴衆は始めから総立ちで
振りを付け、口ずさみながら実に楽しげ。
特筆ものは、若い人が多い事。特注のピンクレディーのコスチュームを
着込んだファンが多い事に吃驚。
ご本尊のピンクレディーは文句なしの貫禄の舞台で、細かく書いたら
キリがないほど素晴らしい。
舞台と客席が一体となったライブは近年稀に見る楽しさ。
2枚合わせて239分があっという間に過ぎた、「女ざかり」の
ピンクレディを楽しんでください。

1977年の「チャレンジ・コンサート」をリアルタイムで聴いて、

ピンク・レディーが単なるアイドルではなく、

「この2人なら、きっとずっと遠くまで行ける！」と感じた。

もはや伝説の絶頂期から、アメリカ進出、そして解散・・・・

当時のマスコミの2人の取り上げ方のあまりの酷さに無力感と怒りを感じながら、

子供ながらに心を痛め、そんな状況に目を背け、離れていった記憶がある。

解散から22年、半信半疑、そして大きな期待をこめて、コンサートに足を運んだ。

コンサートの進行とともに、そんな過ぎた日の「わだかまり」は、

まるで氷を溶かすように消えていった。

当時より確実に厚みを増したユニゾンのボイシング、スリリングでビートの効いた高音、

そして振り付けのキレはどうだ！圧巻である。

ピンク・レディーがかつて打ち立てた金字塔を凌ぐアーチストが出てこないのは、

単に「時代」が違うからではなく、格が違うからだと確信した。

ピンク・レディーはまだまだ新しい「何か」を創造できる。

そんな期待に胸躍らせている。