理学療法士・作業療法士国家試験必修ポイント 障害別OT治療学I(身体障害領域・発達障害領域) 第6版 の感想

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参照データ

タイトル理学療法士・作業療法士国家試験必修ポイント 障害別OT治療学I(身体障害領域・発達障害領域) 第6版
発売日販売日未定
販売元医歯薬出版
JANコード9784263216071
カテゴリ » ジャンル別 » 医学・薬学・看護学・歯科学 » 医療関連科学・技術

購入者の感想

国試の出題に底本とさているというウワサの「基礎運動学第6版」の出版社ということだけで、アグラをかき続けていた結果がこれでしょうか。もしくは養成校の大口採用に。

もうご指摘のとおり、間違いだらけ、手抜きだらけ、矛盾だらけの奇書となっております。しかも、AKB商法と同じように5分冊にするという愚挙。そして内容はもう半分以上重複しているのではないかと思われ、本当に出版社のネームバリューだけ「買わないと不安」という気持ちを煽って商売しているというひどい商品です。

まとめている表で確かに便利なものもあります。しかし、たとえば、精神科の社会資源の表のまとめ方は、「自立(総合)支援法」と「雇用促進法」で分けた方がわかりやすいのに、両者ぐしゃぐしゃに入り乱れており、編集者の精神障害分野への無理解と無関心が見て取れて「大丈夫か」と思ってしまいます。

もちろん、国家試験自体が非常にいい加減な問題がたくさんあります。しかし、それでもいかに解くか、というところが大切だと思うのです。そういう指摘をしてくれている参考書というのはまだめぐり合っていませんが。不適切な選択肢でいかに正解を導き出すか、そういうことをもっと書いてほしいんですけどね。

昔の医師薬出版の国試本はもっと骨があったんですがね。どうしちゃったんでしょうか。今はそのスピリットはメディックメディアが継承しているようです。

予断ですが、「基礎運動学第6版」は、いまやほとんど国試の底本とされていないのではないでしょうか。この本がもたらした悪影響は非常に多いと思うのですが、たとえば、「鷲手」は尺骨神経麻痺で起こるという間違ったことをいまだに書き続けています。しかし、最近の模試では、鉤指の絵を見せて尺骨神経麻痺やケープナー装具を導き出させる問題が増えてきました。明らかに、この本への批判をこめているのでしょう。参考になるのは運動学習くらいでしょうか。

製本も安っぽく割れやすく、索引も非常にひどい。そしてオリジナリティというのがまったくない。単なる海外の記事の寄せ集めです。これではなんというか、スピリットが育ちませんね。学生が通読できないのは、そのスピリットを感じられないからだと思いますね。

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医歯薬出版から発売された理学療法士・作業療法士国家試験必修ポイント 障害別OT治療学I(身体障害領域・発達障害領域) 第6版(JAN:9784263216071)の感想と評価
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