家庭用放射線測定器エアカウンターＳ ([バラエティ]) の感想

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2014年になっていまごろ購入する気になったのは、いまだに福島原発の地下水対策がうまくいっていないからだ。
マンガ「エフイチ」を読んで少し安心したが、少し心配するところも出てきた。不思議な感覚だ。マンガでは野生化した家畜たちが元気に生存しているということで安心したのだが、完全に放射能が遮断されたわけでもないので、その意味で気になってきたのだ。しかも、本器はなんといっても安い！　いつもムダな買い物をしていると怒られるおとーさんであるが、本器は家族一同から賛成してもらえた。

風評被害は山形県の観光にも影響している。回復してきてはいるが満足の値にはなっていない。
福島太平洋側などはそれ以上だから、風評被害を吹き飛ばすキャンペーンをやっていたが、私はつくづく思ったことがある。
原発は安全だといわれ、私は信じてきた。原爆被爆国の日本が放射能被曝を自ら招くというのはあってはならないということで、絶対にうかつなことはしないはずだと。それが「想定外」という言葉を使われ、「安全」が思い込みであったことに気づかされた。

3.11以後、停電が回復してから鉄道が回復するまでのほぼ1ヶ月、建屋の水素爆発も含めて毎日暗い映像を眺め続け、事故などあってはならない原発の運営に「想定」を設定などしていたとはと暗澹たる気持ちになっていた。隕石が落ちて来ても、他国からテロられても、すべて想定して安全を確保していたと思っていた。それなのに沿岸であるにもかかわらず、津波の高さを経済的コストを想定の条件に入れていたとは！　自分の住んでいる国を安く見積もっていたとは！

不信感の積もっている国民を納得させるには、生産者たちが産物を安全だと声を枯らして叫ぶより、放射能測定値を示すしかない。そうすれば簡単に不信感は払拭できる。消費者の前で畑から産物を掘り出して即測定して数字を示せば解決する。何の責任もない生産者たちを保護することを行政はなぜしない？
本器のように35秒待てば値が出るというわにはいかなくても、数字を示してくれればかなり安心できる。

付属本
些細な疑問にも細かく答えてあり、
一概に「放射能は危ない！」という内容でなく、
危ない中でどのように暮らしていけばいいかという
日常生活のヒントが盛りだくさんでした。
特に各地域地域のお母さんへのメッセージ（東北のお母さんへ、近畿のお母さんへなど）
子供を持つ母としてはこういう目線で教えてほしかったという内容が書かれてあります。

チェッカー
利用方法が漫画で分かりやすく書かれてある冊子によると、
２０万で売っている機器と制度は同じものらしいです。
空間線量のみ計測可能です。食べ物や物質から出ている放射線は計れません。
数秒で予測線量が計測でき、２分待つと実測できます。
ちなみに我が家では0.05でした。0