金田一少年の事件簿Ｒ（４） の感想

　３巻後半から続く狐火流し殺人事件完結巻です｡
Ｒシリーズも巻が進むにつれ作画の方も安定してきている感じがあり良いと思います｡
　内容の方はやはり展開的にシュチュエーションが雪影村殺人事件に似ている感は
ありますが、雪影村とは違い、殺された人たちの過去にとった行動が、明確な悪意がない為に
どうしてこういう結末になってしまったのだろうかと余計に犯人に対しても殺された人たちに対してもいたたまれない気持ちで
一杯になりました｡
　また、僕が一番良いと思ったのは話の流れでした｡昔の金田一では･犯人の境遇･解決で思わずじーんとしてしまうものも
多かったのですが、最近の金田一は正直なんとなくそれらが薄っぺらい気がしてそういう気持ちになることもなかったのですが、
今巻の話の流れ、解決、そして最後のくだり、極めつけは金田一の○○○と、すべてがうまくかみあっていたようで
思わずきてしまいました｡
　久々に読んで満足できる話でした｡
　
　次巻は2015年4月発売予定とのことで大学生時代の明智さんが登場らしいです｡
若かりし剣持警部も登場するようですので明智ファン剣持ファンは必見！！･･･かも？
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