ロシア語のしくみ《新版》 (言葉のしくみ) の感想

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参照データ

タイトルロシア語のしくみ《新版》 (言葉のしくみ)
発売日販売日未定
製作者黒田 龍之助
販売元白水社
JANコード9784560086681
カテゴリジャンル別 » 語学・辞事典・年鑑 » ロシア語 » 学習法

購入者の感想

ロシアに興味を持ちました。ロシア語は避けて通れません。でも誰に聞いても難しいと言われます。このシリーズはそれぞれの言語の第一人者が、それぞれの言語をわかりやすく紹介しています。それでもロシア語を勉強するのは大変なんだということがよく分かります。「~を持っている」という言い方がフィンランド語に似ているなとか、1(単数)と2~4までと5以上の言い方が違うのは面白いなとか、いろいろな感想を持ちます。英語のように格変化が難しくない言語でも、上手な英文を書くには訓練が必要です。格変化だけが言語ではありませんが、ロシア語の紹介はその性質から格変化についての紹介が多いです。でも、難しさはきっとそれだけではないと思います。
この本は、ロシアやロシア語に興味を持った人の「ロシア語への窓」です。この後ロシア語の格変化を全部覚えてロシア文学を読破するか、それとも旅行会話の表現(付録のCDの表現をいくつか覚えるだけでもためになると思います)を覚えてロシアへ行くのか、それは人それぞれだと思います。
私は同じ著者の『ロシア語のかたち』に興味を持ちました。昔、東京の原宿でロシア文字(米みたいな文字です)の大きなブローチを買って持っていたのです(残念ながらいまはありませんが)。完璧にロシア語を勉強できなくてもいつかカザフスタン風のティーハウスの天井で見たキリル文字と親しくなりたいと思いました。これが私の「ロシア語への窓」です。

ロシア語とはどんなものか、ちらっと見てみたい、大まかに知りたい、という方向けの本。
とはいっても、内容は濃く、文法項目としてはかなりの広範囲を扱っています。文字と発音についての解説から、簡単な文、疑問文、形容詞、名詞の複数形、動詞の現在形・過去形・未来形、動詞の完了体と不完了体、6つの格について、数字について…。
それぞれの項目は見開き2ページずつになっていて、やさしく、時にはおもしろく書かれています。
文法の解説書ではなく、読み物という感じなので、読みやすいです。
付属のシングルCDには、約90の短い文(本文に例文として出てきたもの)・数字などが女性の声で収録されています。収録内容は、日本語訳付きで巻末にまとめて掲載されているので、使いやすいと思います。
ロシア語を全く知らない方なら、この本を読んでみて、興味を持ったら、もしくは文法の細かいところについて疑問点が出てきたら、次はロシア語の入門書を読んでみる、という使い方に適しています。
もちろん、ロシア語を少し学んだことがある方にもおすすめです。私は初級レベルの学習者ですが、この本の完了体と不完了体の説明は、今までに読んだものよりも、ずっとわかりやすかったです。

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白水社から発売された黒田 龍之助のロシア語のしくみ《新版》 (言葉のしくみ)(JAN:9784560086681)の感想と評価
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