よくわかる Microsoft Word 2010 & Microsoft Excel 2010 の感想

わたしが経営しているパソコン教室の１日速習講座のテキストとして採用しました。

ＦＯＭのよくわかるシリーズは、中高年でも読みやすい大きな活字のＡ４判の大きな本です。
ほぼ１操作に１画面の図があり、吹き出しで重要な部分は拡大して示されています。
赤黒印刷で、操作するボタンなどが赤で印刷されてわかり易くなっています。
教材のデータもＣＤでついています。

この本は、２つのアプリを１冊で学ぶようにできています。
よくここまで詰め込んだなと思えるほど多くの機能が解説されています。
合計で約２倍のページ数があるWordとExcel基礎の本とほぼ同じ内容を３００ページほどに詰め込んでいます。
WordとExcelの連携の代表である「差し込み印刷」も書かれています。

これも教えておいたほうがいいなというところもあり、印刷の章がないので、
ついて来られそうな方にだけヘッダーとフッターや印刷タイトルや改ページプレビューなどを
わたしは補足としてお教えしています。
差し込み印刷ではレターだけでラベル印刷が書いてないのでついでにお教えしています。
相対参照と絶対参照が書いてありますが、複合参照は書いてありませんので、それもお教えしています。
関数も合計（SUM)と平均（AVERAGE）程度なので、時間が余れば、VLOOKUPやIFをお教えしています。

初心者には、この本の内容で十分だと思いますが、お金と学習時間に余裕があれば、基礎の本２冊のほうがおすすめです。

Office2003以前のExcelやWordをお使いの方は、2007から使いかたがかなり変わっていますので、この本で練習されるとよいかもしれません。
（メニューバーがリボンというタブになって、ツールバーがクイックアクセスツールバーという最初はアイコンが「上書き保存」と「元に戻す」と「やり直し」の３つしかないものに変わったということを理解できると思います。グラフィックデザインが美しくなったので、作った書類が魅力的なものになることなども。）