大瀧詠一Writing & Talking の感想

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参照データ

タイトル大瀧詠一Writing & Talking
発売日販売日未定
製作者大瀧詠一
販売元白夜書房
JANコード9784864940481
カテゴリジャンル別 » エンターテイメント » 音楽 » J-POP・日本の音楽

購入者の感想

CD12枚組のボックスセット「NIAGARA CD BOOK II」発売前日に
これまたボックスセット並みの大変な書籍が発売されました。

大瀧さんのインタビューのみならず大瀧さんが興味を持った人、文化、出来事等に関する
大瀧さんご自身が書いた記事までもが再編されています。
書籍冒頭部のインタビューは今では入手困難で高値が付いている「MUSIC STEADY」誌から
多数転載されている等、価格分以上の価値は充分ある内容と思いました。
ナイアガラの音楽のみならず大瀧詠一という人に心酔している人、
興味を持った人には一生付き合える本であると思います。
「NIAGARA CD BOOK II」よりこちらの方が価値があると言い切る人もいるのではないでしょうか。

900p超の大ボリュームということで
表紙はハードカバーほどは立派ではないですが、厚めに作られています。
それでも読むときはカバー紙や帯は傷めてしまいそうなので取り去っておくのが無難と思います。

この本は、分厚いのでコアなファン向けの体裁をしていますが、大瀧詠一に興味を持って日が浅い方にもお勧めできます。

大瀧詠一関連の本と言えば、大瀧詠一の事を熟知している、音楽評論家たちの記事や対談で埋め尽くされているムック本が多く、また手に入りやすいのですが、
以下の様な特徴があるため、とっつきにくく、初心者が知りたい情報がすんなり得られません。
・膨大な量の知識を前提としている。
・楽屋落ち、友人同士の深夜の与太話的対談が多い。
・コレクター的な趣味の話が多い(このアルバムのこの曲は、シングル版と何が違うとか、このアルバムの何年版と何年版のリマスター具合、曲の異同とか)

本書は、以上の弊を免れています。記事が注意深く選ばれていて、例えば、対談でも内輪同志の深夜の話みたいなのは全くなく、
読者が知りたいことに鋭く切り込むタイプの対談が収録されています。(特に渋谷陽一氏のものが秀逸)
私はファンになって数か月ですが、大瀧詠一について以下の事を知りたいです。
・どんな経歴なのか
・音楽への考え方
・音楽以外への嗜好
本書は以上の事が、端的に分かる、記事(対談、本人の文章)が選りすぐられています。
編著者の苦労と見識がうかがわれる、好著と思います。

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