出来高・価格分析の完全ガイド ──100年以上不変の「市場の内側」をトレードに生かす の感想
参照データ
タイトル | 出来高・価格分析の完全ガイド ──100年以上不変の「市場の内側」をトレードに生かす |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | アナ・クーリング |
販売元 | パンローリング株式会社 |
JANコード | 登録されていません |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 |
購入者の感想
1本のローソク足や数本のローソク足の形と出来高、それにその集合体としてのチャートを対象に、出来高と価格から読み取れる投資家心理を解説し、それに応じた一貫性のある売買手法を提示しています。既にパンローリングの数百冊を監修してきて、最近、特に辛口になってきている長尾慎太郎さん(監修する本がどんどん増えてくれば、当然、真贋を見極める目は厳しくなってくるでしょう)が、前書きで本書を高く評価しているのも「なるほど」とうなずけます。
複雑なチャートを見ても、どう分析していいか分からない初心者が納得して勉強をスタートするのにも良いですし、投資歴(だけは)20数年、株式スクールで本格的に学び、がんがん実践を積み始めてから4年の私にも、あらためて競争相手である他の投資家の姿を意識し、それに応じた対策を考えるうえで役立ちました。
本来、テクニカルトレードは投資家心理とそれに基づく次の行動を読むために指標を利用するのであって、その逆ではありません。PCの向こう側に位置する他の投資家の存在を意識することは大切ですので、この筆者のアプローチは正攻法だと思います。もちろん、この著者が確信を持って説くほど、その通りに常になるわけではありませんが、それはどんな本でも当たり前のことで、出来高と価格分析から得られる手法としては上質なものが、一貫性のある形で丁寧に分かりやすく提供されていて、良書です。
この本を基礎固めの一つとして活用した上で、さらに株価の目先の動きや短期間の投資家の心理を学びたければ、木佐森先生の「株式罫線の見方使い方」や林輝太郎先生の「定本酒田罫線法」を読めばいいと思います。
複雑なチャートを見ても、どう分析していいか分からない初心者が納得して勉強をスタートするのにも良いですし、投資歴(だけは)20数年、株式スクールで本格的に学び、がんがん実践を積み始めてから4年の私にも、あらためて競争相手である他の投資家の姿を意識し、それに応じた対策を考えるうえで役立ちました。
本来、テクニカルトレードは投資家心理とそれに基づく次の行動を読むために指標を利用するのであって、その逆ではありません。PCの向こう側に位置する他の投資家の存在を意識することは大切ですので、この筆者のアプローチは正攻法だと思います。もちろん、この著者が確信を持って説くほど、その通りに常になるわけではありませんが、それはどんな本でも当たり前のことで、出来高と価格分析から得られる手法としては上質なものが、一貫性のある形で丁寧に分かりやすく提供されていて、良書です。
この本を基礎固めの一つとして活用した上で、さらに株価の目先の動きや短期間の投資家の心理を学びたければ、木佐森先生の「株式罫線の見方使い方」や林輝太郎先生の「定本酒田罫線法」を読めばいいと思います。