サバイバル・オブ・ザ・デッド [Blu-ray] の感想
参照データ
タイトル | サバイバル・オブ・ザ・デッド [Blu-ray] |
発売日 | 2010-10-02 |
監督 | ジョージ・A・ロメロ |
出演 | アラン・ヴァン・スプラング |
販売元 | Happinet(SB)(D) |
JANコード | 4907953029590 |
カテゴリ | DVD » ジャンル別 » 外国映画 » ホラー |
購入者の感想
ゾンビの帝王ジョージ・A・ロメロ監督の6本目となるゾンビ映画である(2009年作)。
物語の舞台設定は前作「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」(2007)の4週間後である。
前作でドキュメンタリーを撮影する若者たちを襲った州兵サージ(アラン・ヴァン・スプラング)を主人公に描いた番外編的な続編と思われる。
<「ロメロ・ゾンビ」の従来のファンたちにも、好みがはっきり分かれる作品らしい。>
主観であるが、ロメロのデビュー作「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」(68)からの基本的な姿勢や思想は変わってないと思う。
本作では非常に簡潔に政治的で人間が作り出す群像劇が見られる。
そもそも一作目から、一貫してロメロは残虐なだけのパニック映画は撮っていない。
人間対人間という争いの構図でゾンビは終末的状況を作り上げる要素でしかなく、中心として描かれるのは飽く迄もその異常な状況に
置かれた人間ドラマである。人間同士の見栄や虚栄心や対抗心、小さな争いが身の破滅を生む。
人間社会は対立と争いで乱れに乱れて最終的には破滅の時代を迎えてしまうだろうという隠喩や皮肉が込められている。
西部劇風の乗りがある本作は、マンネリ化せぬ為に趣向を凝らしたロメロの着想と工夫だと思う。
また、腐乱死体なので「走るゾンビ」を描かないロメロ・ゾンビの拘りが本作にも見受けられる。
但し、ゾンビが暴れ狂うテンポの速いゾンビ・パニック・アクション映画がお好きな方には、お勧めできない作品である。
物語の舞台設定は前作「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」(2007)の4週間後である。
前作でドキュメンタリーを撮影する若者たちを襲った州兵サージ(アラン・ヴァン・スプラング)を主人公に描いた番外編的な続編と思われる。
<「ロメロ・ゾンビ」の従来のファンたちにも、好みがはっきり分かれる作品らしい。>
主観であるが、ロメロのデビュー作「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」(68)からの基本的な姿勢や思想は変わってないと思う。
本作では非常に簡潔に政治的で人間が作り出す群像劇が見られる。
そもそも一作目から、一貫してロメロは残虐なだけのパニック映画は撮っていない。
人間対人間という争いの構図でゾンビは終末的状況を作り上げる要素でしかなく、中心として描かれるのは飽く迄もその異常な状況に
置かれた人間ドラマである。人間同士の見栄や虚栄心や対抗心、小さな争いが身の破滅を生む。
人間社会は対立と争いで乱れに乱れて最終的には破滅の時代を迎えてしまうだろうという隠喩や皮肉が込められている。
西部劇風の乗りがある本作は、マンネリ化せぬ為に趣向を凝らしたロメロの着想と工夫だと思う。
また、腐乱死体なので「走るゾンビ」を描かないロメロ・ゾンビの拘りが本作にも見受けられる。
但し、ゾンビが暴れ狂うテンポの速いゾンビ・パニック・アクション映画がお好きな方には、お勧めできない作品である。