古代エジプト入門 (岩波ジュニア新書) の感想
参照データ
タイトル | 古代エジプト入門 (岩波ジュニア新書) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 内田 杉彦 |
販売元 | 岩波書店 |
JANコード | 9784005005765 |
カテゴリ | 歴史・地理 » 世界史 » 古代史 » 古代エジプト史 |
購入者の感想
ジュニア文庫って、中高生向けってことですか?
と、とんでもない!
いえ、本気でエジプト学をやろうというのなら、このくらい「中高生の入門」レベルかもしれませんが、
ちょっと好き、興味ある、軽く好奇心を満たす、程度の内容ではありません。
ティーンの棚にあったので、つい甘く見て後悔。同時に、出会いに感謝!
古代エジプトの、文明の起こりとその要因から始まり、
初期王朝時代の政治体制、古王国時代への移り変わりと、ピラミッドなど宗教建造物の特徴、そして第一中間期への移行とその原因、そこから生まれた価値観。
中王国時代の成立、その特色。歴史の流れ、文化の発達、第二中間期の混乱の中で育まれた新しい文化、その発展、そして輝かしい新王国時代の、諸王の活躍、遠征の様子など――。
プトレマイオス期の終わり、つまり、「古代エジプト文明」の終焉といえる部分までを、時間の流れに沿って、丁寧に説明してあります。
言葉は分かりやすく、一方的ではないが、いま定説とされるものを基本に、時に異論も紹介しながら丁寧に解説されています。そのため、余計なものもなく、心地よく学ぶことができます。
そう、書いてある事は確かに、基本なんです。
が、基本を、古代エジプトの歴史をはじめから通して、偏りなく、堅実に紹介してくれる本は、そんなに多くありません。
読んで、説明不足とは感じませんが、さらに深く知りたいという衝動に駆られる方も少なくないはず。それだけ、全体の様子がしっかりと、しかし魅力いっぱいに書かれています。
著者は最近、多くの良質な古代エジプト関連の本を翻訳されており、
どれも堅実で、無駄なく、学ぶのに最適と感じます。
「おわりに」に著者の挙げられている参考図書については、
本屋か図書館で見つけることができ、日本語で古代エジプトを学ぶための、基本を教える、または深く掘り下げてくれるようなものばかりで、
とても親切に感じました。
と、とんでもない!
いえ、本気でエジプト学をやろうというのなら、このくらい「中高生の入門」レベルかもしれませんが、
ちょっと好き、興味ある、軽く好奇心を満たす、程度の内容ではありません。
ティーンの棚にあったので、つい甘く見て後悔。同時に、出会いに感謝!
古代エジプトの、文明の起こりとその要因から始まり、
初期王朝時代の政治体制、古王国時代への移り変わりと、ピラミッドなど宗教建造物の特徴、そして第一中間期への移行とその原因、そこから生まれた価値観。
中王国時代の成立、その特色。歴史の流れ、文化の発達、第二中間期の混乱の中で育まれた新しい文化、その発展、そして輝かしい新王国時代の、諸王の活躍、遠征の様子など――。
プトレマイオス期の終わり、つまり、「古代エジプト文明」の終焉といえる部分までを、時間の流れに沿って、丁寧に説明してあります。
言葉は分かりやすく、一方的ではないが、いま定説とされるものを基本に、時に異論も紹介しながら丁寧に解説されています。そのため、余計なものもなく、心地よく学ぶことができます。
そう、書いてある事は確かに、基本なんです。
が、基本を、古代エジプトの歴史をはじめから通して、偏りなく、堅実に紹介してくれる本は、そんなに多くありません。
読んで、説明不足とは感じませんが、さらに深く知りたいという衝動に駆られる方も少なくないはず。それだけ、全体の様子がしっかりと、しかし魅力いっぱいに書かれています。
著者は最近、多くの良質な古代エジプト関連の本を翻訳されており、
どれも堅実で、無駄なく、学ぶのに最適と感じます。
「おわりに」に著者の挙げられている参考図書については、
本屋か図書館で見つけることができ、日本語で古代エジプトを学ぶための、基本を教える、または深く掘り下げてくれるようなものばかりで、
とても親切に感じました。