お寺の教科書: 未来の住職塾が開く、これからのお寺の100年 (一般書) の感想

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MBAを取得したりまた金融機関勤務の経験のあるコンサルが著者ということで期待して読んでみたが、内容が薄いという印象である。
いささか失望した。
社会の急速な変貌の中で仏教界　特に寺院関係者が危機感を持っていることは見聞きする。またその種の危機感を持たない関係者が多いのも
これまた現実であろう。その中で　著者たちが　模索していることはわかるのだが　…でもそれだけである。新聞や週刊誌に書いてあるような事象の説明で終わっている。
参考になる点というものもないし、教えられることも特にないようである。
もう少し　掘り下げた記述ができなかったのであろうか。

目を引くタイトルにつられて思わず手を取ってしまいました。お寺なんてお葬式だけでしょと思っていたけど、見方によっては可能性に溢れているんだなと感じました。良い意味で期待を裏切られる内容でした。

お寺や仏教だけでなく宗教全般に言えるけど、とにかく本の内容が小難しくて困る。でも、この本は一般人にも受け入れやすい常識的な視点で話が展開されていくのが、とても斬新。私のような一般人にとっても平易で分かりやすいし、読んでいて「なるほど」とか「そうそう」と思う点が本書の中のいたるところに登場していました。
お寺やお坊さんてメディアで批判されやすいけど、お坊さんがこの本を読めば自信を持てるんじゃないかなぁ。そして、お坊さんだけでなく一般人が読んでも面白いし、身の回りに何気なく存在しているお寺への見方が変わると思います。

そして本書は、本屋で宗教とか哲学のコーナーに置かれているけど、経営のコーナーに置かれても十分に良い内容。一般企業に勤める私にとっても参考になる視点が多く、勉強になりました！