医学部編入への 生命科学演習 (KS生命科学専門書) の感想
参照データ
タイトル | 医学部編入への 生命科学演習 (KS生命科学専門書) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 河合塾KALS (協力) |
販売元 | 講談社 |
JANコード | 9784061538733 |
カテゴリ | ジャンル別 » 医学・薬学・看護学・歯科学 » 医学一般 » 医学教育 |
購入者の感想
医学部学士編入には、大学教養レベル生命科学の穴埋め問題・正誤問題・選択問題を大量にこなして基礎力を身につけることがまず必要です。本書は、基礎レベルを遙かに超えて暇をもてあました人が力試しににやる本です。大学一般入試に例えるなら、東大京大に合格確実な受験生が「大学への数学」をやるようなものです。医学部編入は、本書のレベルに届かなくても成功します。
基礎医学研究者の論文を題材にした問題(例えば、利根川進先生の免疫の話)が多数ありますが、かなりの内容が編入制度のない東大・京大の業績であり、本書の問題が的中することは、まずないでしょう。
解答例の解説はありません。論述問題が多いですが、解説がないので、どこが採点基準なのか全く分からない。自分の解答と解答例を見比べてみても、どのように改善すればいいのか分かりません。また、解答例の出来も9割程度の完成度で、同じ表現が使い回しされており、模範解答としては危うい。分からなかった問題の解答例を書き写しても、何らかの実力がつく形式にはなっていません。
予備校特有の上から目線もイラッときます。「これくらいは知っておいて当然です」が随所に出てきますが、そんなのは解説になっていません。「これくらい」とはどのくらいなのか、どのような学習をすれば身につくのかは一切書かれていません。筆者が講師をする予備校に行けば教えてくれるのかもしれませんが。
基礎医学研究者の論文を題材にした問題(例えば、利根川進先生の免疫の話)が多数ありますが、かなりの内容が編入制度のない東大・京大の業績であり、本書の問題が的中することは、まずないでしょう。
解答例の解説はありません。論述問題が多いですが、解説がないので、どこが採点基準なのか全く分からない。自分の解答と解答例を見比べてみても、どのように改善すればいいのか分かりません。また、解答例の出来も9割程度の完成度で、同じ表現が使い回しされており、模範解答としては危うい。分からなかった問題の解答例を書き写しても、何らかの実力がつく形式にはなっていません。
予備校特有の上から目線もイラッときます。「これくらいは知っておいて当然です」が随所に出てきますが、そんなのは解説になっていません。「これくらい」とはどのくらいなのか、どのような学習をすれば身につくのかは一切書かれていません。筆者が講師をする予備校に行けば教えてくれるのかもしれませんが。