影法師 (講談社文庫) の感想

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参照データ

タイトル影法師 (講談社文庫)
発売日2012-06-15
製作者百田 尚樹
販売元講談社
JANコード9784062772839
カテゴリ » ジャンル別 » 文学・評論 » 歴史・時代小説

購入者の感想

犠牲という言葉を聞くと何も見えなくなるのか‥非常に残念
百田作品はほぼ読んだが、例のツイッターを見てからは階段を転げ落ちるかのように人物像が崩れ落ちた。
作者は人間としてすごく下品で作品は脚色の塊
面白ければいいといえばそれまでであるが、ファンを一番に考えないと全てが地に落ちますよ。
ファンを馬鹿にするような考えで作品を書いていてそれを共感して読んでいたかと思えば情けない
レビューなのでまとめると被害者をこれ以上出したくないので読む価値なしと言いたい

読了したのは一年以上前でしたが、その時読み始めて直ぐに違和感を覚えたものでした。
直前に読んでいた葉室麟さんの「銀漢の賦」と様々な点が被ってみえたためです。
登場人物の名前や設定等、偶然にしては類似点が多すぎるのが気持ち悪く、百田氏の作家としての良識を疑わずにはいられませんでした。一体どういうことなのでしょう。
「永遠の0」は涙しながら読んだというのに。あの感動が白けてしまうほど、騙された気分になりました。
しかし思い返せば「永遠の0」のストーリー構成も浅田次郎さんの「壬生義士伝」そっくり。
もう二度とこの作家の本を手に取ることはありません。

百田作品は「ゼロ」「ボックス」に続いて3作目。どれも完成度が高く、この「影法師」も睡眠時間を削って読んでしまった。本作も誰にでもお勧め出来る、切なく感動できる名作である。時代小説なのかも知れないが、文章も非常に読みやすく抵抗が無い。
強いて言えば「あまりにも出来すぎ」という点か。伏線も見事に回収して物語としてあまりにも完成しすぎている。
緻密な思考や大胆な行動力がそこまで完璧で実行力のある彦四郎ならば、己も生かして且つ勘一も出世させて共に大干拓を進める、という道を何故選ばなかったのか?下士である勘一よりも彦四郎が良い婿入り先を探した方が出世しやすかったのではないか?と思ってしまう。ま、それを言い出したらフィクションの意味が無くなってしまうが・・・
「彦四郎ほどの男が命を懸けて守った男を、この手にかけることはできぬ」と言った島貫が悪役ながらカッコいい。
本書は勘一を視点として書かれているが、彦四郎を一人称としたサイドストーリーも是非とも読んでみたい。

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