ホーム・アローン3 [DVD] の感想

まだ子供のころに見たこのシリーズ、今になってまた見たくなって、1作目から順番に見返している。

１、２作目に関しては最初の作品だったこともあって、多くの人が見ていると思う。
3作目でキャストもキャラクターも一新、有名な人が特に出ているというわけではないのだが、私は個人的にとても好きだなあと思った。
3作目にまで来るとさすがにマンネリ化しないか若干懸念はあったけれど、マンネリ化したというよりは変わらず楽しみ続けてくれる、という感じ。これから犯人たちがコテンパンにやられるのはわかっているのに、次はどんな仕掛けがくるのか、どんな爽快感を味わえるのかが気になる。

主人公の男の子がかわいらしい。あんな機転の利くような子はそうそういないとは思うが、その中にも子供らしさがあってとてもよかった。
そしてお母さんが美しいのがまた魅力の一つでいいなあと思った。

悪者のやられ方が今回もまたえげつなく（笑）、見ていて「あいたたた…」となるシーンも健在。
今回はマスコット的な動物も取り入れられ、仕掛けにおもちゃが多用されたりと視覚的にも楽しい。ただ今回はクリスマス色が薄いので、1，2作目のようにクリスマス映画として楽しむというよりは普通のエンターテイメント映画となっている印象を受けた。

欲を言うならば、お隣のおばさんとの交流をもう少しプロットに組み込んでほしかったなと思う。そこが最初の2作の感動的なところとなっていたので、少し惜しい。

どうしても最初の2作との比較が多くなってしまうが、はっきり違うなと感じたのはエンディング。シリーズを続けて見ていただければおわかりになるかと思うが敵を撃退したあとの扱いが違う　笑
典型的な王道ストーリーで「あー、面白かった」の感想一本で終わることができる映画。私のようにそういうものが好きな人にはとってもおすすめ。

ホームアローンは1、2もおもしろかったですが、今回の3は始まりがアクション映画的な感じでしたので、中身が違ったものが収録されているのかと思うくらい、ギャング的な役者さんが出てきたのでビックリ。1と2は間抜けな泥棒でしたので、それが新鮮でした。そして女性がひとり、悪者一味にいるのが、さらに物語をおもしろくしています。パターンは決まっているのですが、どんな仕掛けで、どう退治するかがこのシリーズの見所ですので、次は何かなと楽しみに見る映画です。私個人的には、この3がいちばん気に入りましたので、５つ星にしました。

今回の『ホーム・アローン３』は、男の子が家に１人取り残されてしまうのではなく、家族が留守で家に１人でいる間に事件が起こるというお話。犯人も間抜けな泥棒２人組から、国際的な犯罪グループ４人組へとパワーアップしています。ひょんなことから犯人達はアレックスと対峙することになるのですが、そのいきさつもちょっと込み入っていてなかなか面白いです。
前作の主役マコーレー・カルキンくんにはどこかしたたかな雰囲気もあったように思いますが（←そこがとっても好きでした）、今回の主役アレックス・リンツくんの印象は可愛らしい！の一言に尽きます。アレックスの姉役で、『ロスト・イン・トランスレーション』『真珠の耳飾りの少女』に出ていたスカーレット・ヨハンソンも出演しています。（まだまだあどけなさが残っていて可愛いですよ！）世界中で大ヒットしたカルキンくん版と比べるとどうしても評価は下がってしまいますが、ラジコンを見事に操る追跡やペットのオウムなど、オリジナリティもあって楽しめました。