世界で一番楽しい建物できるまで (エクスナレッジムック) の感想
参照データ
タイトル | 世界で一番楽しい建物できるまで (エクスナレッジムック) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 大野 隆司 |
販売元 | エクスナレッジ |
JANコード | 9784767814353 |
カテゴリ | アート・建築・デザイン » 建築 » 建築文化 » 住宅建築 |
購入者の感想
高校理科で、図説あるじゃないですか。フォトサイエンスとか。あんな感じ。木造住宅の構造について、写真とイラスト盛りだくさんで説明している。判型が大きくて、その分、図も大きい。軸組工法をメインとしつつ、枠組壁工法も載っている。木造については、ひと通り見れるでしょう。
素晴らしいのは、「初心者にとってわかりづらいのは、なにより部材や金物などの"名称"である」という点に対する厚い配慮。見開き2Pごとに「建物できるまで」を解説してくれるんだけど、とにかく毎回毎回、重複を厭わずに部材の名称を付してくれる。これがありがたい。火打梁、まぐさ、けらば、吊り木、大引、野縁、etc…。日常用語とはかけ離れた建築用語の数々。僕たち初心者にとって建物がわかりにくい理由のひとつは、こうした専門用語のわけわからなさにある。しかし建築関係者にとって、これほど「当たり前」の用語も無いらしく、どうにも建築の本は、用語に対して不親切に思えた。この本のおかげで色々な疑問が解けたように思う。「ああ、サイディングってこういうのなのね」とか、「窯業系」って「ようぎょうけい」って読むのね、とか。馬鹿にされるかもしれないけど、こういうのがわからないものなのだ。
「木造建築に関心がある人」で、「勉強し始めたけど、どうにもぼんやり意味不明」と思っている人には、こういう本ですっきりさせてみてはいかがでしょうか。おすすめ。
素晴らしいのは、「初心者にとってわかりづらいのは、なにより部材や金物などの"名称"である」という点に対する厚い配慮。見開き2Pごとに「建物できるまで」を解説してくれるんだけど、とにかく毎回毎回、重複を厭わずに部材の名称を付してくれる。これがありがたい。火打梁、まぐさ、けらば、吊り木、大引、野縁、etc…。日常用語とはかけ離れた建築用語の数々。僕たち初心者にとって建物がわかりにくい理由のひとつは、こうした専門用語のわけわからなさにある。しかし建築関係者にとって、これほど「当たり前」の用語も無いらしく、どうにも建築の本は、用語に対して不親切に思えた。この本のおかげで色々な疑問が解けたように思う。「ああ、サイディングってこういうのなのね」とか、「窯業系」って「ようぎょうけい」って読むのね、とか。馬鹿にされるかもしれないけど、こういうのがわからないものなのだ。
「木造建築に関心がある人」で、「勉強し始めたけど、どうにもぼんやり意味不明」と思っている人には、こういう本ですっきりさせてみてはいかがでしょうか。おすすめ。