Windows自動処理のためのWSHプログラミングガイド の感想

プログラミングとは何かという基本ところから解説している。

分かり易いので、あんまりプログラムを組んだことが無い人や、
普段の業務をちょっと効率化したいという人にとっては、
とても良い内容だと思う。

けど、職業としてプログラミングをしている人向けへの内容ではなかった。
※ 出版社の説明に、「プログラミング初心者が基礎的な知識を身に付けられるように、
※ プログラムの仕組みについて解説。」って書いてありますが、、、
※ 見てなかった。。

表紙の雰囲気で錯覚したけれど、O’Reillyのようなリファレンス書籍ではない。

WordやExcelのよくある教科書のように、幅広くこんなことが出来るよ！
と紹介している位の内容で、実装レベルの話まで記載されてはいないので、
もし職業でプログラミングをしている人は、別のリファレンス書籍を探したほうが良い。

この書籍は、会社での日常業務を自動化するためのプログラムを、効率よく開発することを目的としています。
例えば、次のような業務の自動化を考えている方には大変お勧めです。

・Excelファイルを編集し、Outlookメールに添付して複数のアドレスに送信する
・データベースから必要なデータを取得し、その内容でExcelファイルを更新する
・サーバーのファイルをバックアップし、日付ごとにフォルダ分けして管理する

WSH（VBScript）についても基本から解説してあるため、プログラミング初心者にもとてもわかりやすくなっています。
取り扱っているサンプルは、1行1行すべてにコメントが詳細までふられており、業務の流れを想定したサンプルは、すぐに実践に役立つことでしょう。
さらに最終章では、ExcelやWordやOutlookといったMicrosoft Office製品の操作、テキストファイル操作やログ出力、ブラウザ操作などを自動化するための共通プログラムが用意されています。
これらの共通プログラムを呼び出すことで、１からすべてをプログラミングしなくても、もっと簡単で迅速にシステムを開発することができます。
その工数を考えれば、共通プログラムを利用する目的で本書を購入した方が、断然お得です。