Python言語によるプログラミングイントロダクション: 世界標準MIT教科書 の感想
参照データ
タイトル | Python言語によるプログラミングイントロダクション: 世界標準MIT教科書 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | ジョン・V. グッターグ |
販売元 | 近代科学社 |
JANコード | 9784764904699 |
カテゴリ | ジャンル別 » コンピュータ・IT » プログラミング » ソフトウェア開発・言語 |
購入者の感想
翻訳がひどすぎる。
例えば、p.25に「このプログラムが終わる際、xの値はどうなっているだろうか?答えは、すべての整数である。」などという意味不明の文がある。
原著を調べると、「For what values of x will this program terminate? The answer is, "all integers."」となっていた。
つまり、「どんな値のxに対してこのプログラムは終了するだろうか?答えは、”すべての整数”である。」という意味である。
p.27に「とても興味深い以下のコードを実行してみよう。」という文がある。そのコードとは興味深いプログラムとは対極にあるつまらないプログラムである。
原著を調べると、「Just for fun, try executing the code」となっていた。
中学校1年生レベルの英語の意味が分からないらしい。あきれてものも言えない。
例えば、p.25に「このプログラムが終わる際、xの値はどうなっているだろうか?答えは、すべての整数である。」などという意味不明の文がある。
原著を調べると、「For what values of x will this program terminate? The answer is, "all integers."」となっていた。
つまり、「どんな値のxに対してこのプログラムは終了するだろうか?答えは、”すべての整数”である。」という意味である。
p.27に「とても興味深い以下のコードを実行してみよう。」という文がある。そのコードとは興味深いプログラムとは対極にあるつまらないプログラムである。
原著を調べると、「Just for fun, try executing the code」となっていた。
中学校1年生レベルの英語の意味が分からないらしい。あきれてものも言えない。
原題「Introduction to Computation and Programming Using Python」の通り、また著者が序文・本文にて何度も述べている通り、本書はコンピュータープログラムの考え方や解き方を学ぶことが主目的であり、Pythonはその利便性ゆえのあくまでも手段であるということに注意したい。
”コンピューターサイエンス入門”としてMITで一番人気の授業のテキストなのである。
序盤から言語の相違や基本構成要素(syntax:文法、semantics:意味論)などと詳しく説明がなされており、全くの初学者でもプログラミングを体系的に学べる点で大変親切なテキストなのである。for,whileの繰り返し構文だけでなく、関数を再帰的に用いたアルゴリズム、さらに一歩踏み込んで二分探索・双方向探索を始めとするプログラムの処理スピードを高める工夫など、プログラマーとしての基本的な姿勢のようなものを学ぶことが出来る。
ただ、手元にある原著と照らし合わせても明らかに誤植であるような図表の挿入(ex:p.73)がいくつか見られたこと、そして、Pythonはまだ比較的新しい生きた言語で、ベースとなるオンラインリソースが英語であることを考えると、本書の索引が日本語順のものだけだとどうしても不便だということで、僭越ながら星を4つにさせていただいた。
(なお本授業が無料公開されているedx上では専用のwikiページや練習問題が豊富で、受講者同士のディスカッションも活発かつTAにも気兼ねなく質問可能、しかもコースの修了書(こちらは有料)も授与されるので、余力・興味のある方に大変オススメです。)
”コンピューターサイエンス入門”としてMITで一番人気の授業のテキストなのである。
序盤から言語の相違や基本構成要素(syntax:文法、semantics:意味論)などと詳しく説明がなされており、全くの初学者でもプログラミングを体系的に学べる点で大変親切なテキストなのである。for,whileの繰り返し構文だけでなく、関数を再帰的に用いたアルゴリズム、さらに一歩踏み込んで二分探索・双方向探索を始めとするプログラムの処理スピードを高める工夫など、プログラマーとしての基本的な姿勢のようなものを学ぶことが出来る。
ただ、手元にある原著と照らし合わせても明らかに誤植であるような図表の挿入(ex:p.73)がいくつか見られたこと、そして、Pythonはまだ比較的新しい生きた言語で、ベースとなるオンラインリソースが英語であることを考えると、本書の索引が日本語順のものだけだとどうしても不便だということで、僭越ながら星を4つにさせていただいた。
(なお本授業が無料公開されているedx上では専用のwikiページや練習問題が豊富で、受講者同士のディスカッションも活発かつTAにも気兼ねなく質問可能、しかもコースの修了書(こちらは有料)も授与されるので、余力・興味のある方に大変オススメです。)
Pythonの学習本ではなく,(Pythonを使って)プログラミングの際に押さえておくべきポイントがわかりやすくオーソドックスにまとめられている。
コンピュータサイエンス系に限らず,大学初年次生に教授したい基礎的かつ極めて重要な内容がうまくまとめられている良書である。
コンピュータサイエンス系に限らず,大学初年次生に教授したい基礎的かつ極めて重要な内容がうまくまとめられている良書である。