魔王なあの娘と村人A (9) ~村人たちの秘密のクエスト~ (電撃文庫) の感想

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参照データ

タイトル魔王なあの娘と村人A (9) ~村人たちの秘密のクエスト~ (電撃文庫)
発売日2015-01-10
製作者ゆうきりん
販売元KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
JANコード9784048691710
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » ライトノベル

購入者の感想

その「個性」を将来「テイル・ユニバース」で活かす為に国から将来を保証&強制
された個性者と「村人」扱いの一般人の物語、第九弾。今回は生徒会長選挙編
…と思ったら体育祭もあるって?

物語は二年生に進級し、翼と竜ヶ峯の二人と同じクラスになった佐東がクラス委員に
立候補し選ばれた場面から始まる。「勇者」と「魔王」の二人が生徒会長選挙に
立候補した状況で選挙管理委員を兼務するクラス委員となった佐東は更に選挙直前に
行われる体育祭での実行委員も引き受ける事になる。翼の親衛隊が応援ポスターを
学校中に貼るなどの騒ぎを起こす中、レア個性の二人の一騎打ちと予想された選挙に
現生徒会副会長の加賀美れんずが「普通で何がいけないんですか?」というメッセージを
掲げて立候補。学校中が騒々しくなる中で、近付いてきた体育祭に対して保護者から
「ただでさえ個性者と差を付けているのに、一般生徒間でも差を付けるのか」と
クレームが入る。体育系の生徒を中心にした生徒が不満を訴える中で、生徒会を
中心に今回の体育祭を個性者vs一般生徒にしようという気運が産まれ始める…

シリーズ開始当初からコメディータッチの物語の裏に透けて見えていた「個性」を
巡る「持つ物」と「持たざる物」の関係を今回はかなりストレートに打ち出してきた
印象が強かった。翼と竜ヶ峯の一騎打ちになりそうだった生徒会長選挙に一般人として
「普通で何がいけないんですか?」というメッセージを打ち出した加賀美れんずの
立候補や、「普段から勝てないと思い込んでいる個性者に挑むチャンスだ」と体育祭の
一般生徒vs個性者という構図に盛り上がる一般生徒などの様子を通じて、「村人」扱い
に一般人が不満を募らせていた事が匂わされている

佐東自身は個性者と意思を疎通できる貴重な存在として裏方役に精を出す様子が
描かれるが、その佐東にも不吉な影が忍び寄る。相変わらず自分の部屋にラフな服装で
(なんとノーブラタンクトップ!)入り浸る翼が「ジローは特別」と言った瞬間に

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