The Art of Dragon Age: Inquisition の感想

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『The Art of Dragon Age: Inquisition』は予想以上に厚い、大きいハードカバー アートブックだ。アマゾンとダークホースのサイトには１８４ページだと書いてあるが、実際は２６４ページである。８０ページも多い！

含まれているのは驚くほどの数のゲームの美しいコンセプトアートだ。キャラクター、小道具、舞台の風景、ストーリーボードやシーンのコンセプトアートなど、様々なデザインが見られる。

具体的には、丘の上の城、洞窟のような王座の間とインテリア、壁と天井を飾る絶妙な彫刻、王座などの支配者の力を見せるための小道具、派閥旗、深いジャングルの中の古代遺跡とその他のアーティストたちが想像した場所が見られる。実際のゲーム中のロケーションの写真までもとても良い照明と雰囲気を出している。デザインは全体的にまとまりがある。

キャラクターデザインはほとんど中世の鎧を着た戦士に影響されている。本にはコスチュームとキャラクターのたくさんのバリエーションが含まれている。私は環境と小道具アートの方を好むが、キャラクターデザインもとても良い。ドラゴンや生物デザインも少しだがある。絵に添えた文はデザインについて書いてあり、面白いのだが短すぎる。

アートのスタイルはほとんどルースで、建物や場所の歴史を見せたい部分だけ、細かく描かれている。ラフな作品もいくつかあるが、全体的にはすべてテクスチャーと構図がとてもよく、ディテールをもっと近くで見たくなる。

これを含む、ダークホース出版の最近のビデオゲームアートブックは全部かなり良い。追加のページ、内容の量、そしてアートのクオリティを思えば、このアートブックはゲームのファンとファンタジーアートのファン両方にとって素晴らしい本だ。お値打ちだ。