あの頃映画 松竹DVDコレクション 「秋日和」 の感想
参照データ
タイトル | あの頃映画 松竹DVDコレクション 「秋日和」 |
発売日 | 2013-07-06 |
監督 | 小津安二郎 |
出演 | 原節子 |
販売元 | 松竹 |
JANコード | 4988105066649 |
カテゴリ | DVD » ジャンル別 » 日本映画 » ドラマ |
購入者の感想
大好きな小津の作品はたくさんあるけれども、この「秋日和」が一番繰り返し見ています。
おじさん3人組、間宮(佐分利信)、田口(中村伸郎)、平山(北竜二)のうちの2人(田口と平山)が学生時代、淡い恋心をいだいていた未亡人。その夫は3人組の友だちでもある。
彼の7回忌に集まった3人組が、未亡人とその娘をいっぺんに結婚させようとあーでもない、こーでもないおせっかいを焼く姿をユーモラスに描いています。
おじさんたちは集まると「娘とおふくろ、どっちがいい?」「やっぱりおふくろの方がいいよ」「俺もだ」なんていい気になって話しているのが
たまらなくおかしい。結局、それが話したいのだ。未亡人は薬屋の看板娘で彼らは学生の頃、どこも悪くないのに「アンチへブリンガン」(薬の名前も音だけで愉快な感じがします)を買いにいったことを話題にしたり、自分の奥さんに未亡人のことを好きだったことがバレていたり、料亭のおかみをセクハラまがいにからかったり、落語を見ているようでした。岡田茉莉子がそんなおじさんたちをぴしゃりと叱るシーンも楽しい。
笠智衆は今回、あんまり出ていません。
おじさん3人組、間宮(佐分利信)、田口(中村伸郎)、平山(北竜二)のうちの2人(田口と平山)が学生時代、淡い恋心をいだいていた未亡人。その夫は3人組の友だちでもある。
彼の7回忌に集まった3人組が、未亡人とその娘をいっぺんに結婚させようとあーでもない、こーでもないおせっかいを焼く姿をユーモラスに描いています。
おじさんたちは集まると「娘とおふくろ、どっちがいい?」「やっぱりおふくろの方がいいよ」「俺もだ」なんていい気になって話しているのが
たまらなくおかしい。結局、それが話したいのだ。未亡人は薬屋の看板娘で彼らは学生の頃、どこも悪くないのに「アンチへブリンガン」(薬の名前も音だけで愉快な感じがします)を買いにいったことを話題にしたり、自分の奥さんに未亡人のことを好きだったことがバレていたり、料亭のおかみをセクハラまがいにからかったり、落語を見ているようでした。岡田茉莉子がそんなおじさんたちをぴしゃりと叱るシーンも楽しい。
笠智衆は今回、あんまり出ていません。
1960年公開カラー作品、監督は暖かい家族作品を多く手がけた小津安二郎氏(代表作「東京物語」)、主演は日本の聖女といわれた女優の原節子さん、40代となった彼女は和服姿で登場、若き女優の司葉子さんの母親役を演じています、更に佐分利信、中村伸郎、北竜二、佐田啓二と昭和を代表する名優が総出演と実に豪華!、母娘の愛情物語、観ていて心がとても温まりました、着物姿の原節子さんが気品があってとても素敵でした!。