与謝野晶子大全 の感想

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参照データ

タイトル与謝野晶子大全
発売日2014-03-24
製作者与謝野晶子
販売元古典教養文庫
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購入者の感想

 J.D. サリンジャーの「キャッチャー・イン・ザ・ライ」を読んだ後、村上春樹の新訳があるというので読んだ。普通の小説なら書き下ろしというのだろうが、翻訳だから「訳し下ろし」とでも言うのだろうか。今年3月にいきなり文庫本で発行されたものだ。

 契約上「キャッチャー・イン・ザ・ライ」と同様に解説など一切余分なものは付けてはならないとされているそうで、別冊で村上春樹のエッセイがついている。また新潮社のホームページに更に詳しい解説などが掲載されている。

 それらによると、村上春樹曰わく、「こんなに面白い話だったんだ!」そうだが、私にはその面白さがそれ程わからなかった。どこが面白いのかというと、村上は「なんといってもその魅力的な文体につきる」のだそうだ。その魅力を壊さないように日本語に訳す作業は大変だったという。確かに村上らしい流れるような口語体は読んでいても滑らかで、まるで元から村上春樹の小説のようだ。

 村上春樹が議論小説だと評している通り、会話のやり取りで物語が進行していく。読者には読ませるが、後半はかなり宗教臭くなり、どこまでこの話は続くのかと思ってしまった。それ程面白かったという村上さんが羨ましいと思った。

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