Quantum Theory of the Electron Liquid の感想
参照データ
タイトル | Quantum Theory of the Electron Liquid |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | Gabriele Giuliani |
販売元 | Cambridge University Press |
JANコード | 9780521527965 |
カテゴリ | » 洋書 » Special Features » all foreign books |
購入者の感想
この本は、Nozieresの「Theory of Interacting Fermi Systems」の本の現代版というべきものになっている。
Nozieresの本は、自己エネルギーをMと言う記号で表現していたりして、現在普通に使われているΣの表記と違って読みにくいのだが、この本は、現代的な記法で、同じレベルの事が学べる。また当然のことであるが、最近の本なので、新しくわかった知見などもきちんと盛り込まれている。電子ガスの理論は、一見簡単に見えるが、その実、とても難しく、電子相関の研究では、一番、深い物理を有している。この理論をベースとして、密度汎関数法(DFT)なども成立しているので、本当の意味で、交換・相関エネルギーを理解したい人は、この本はとても役に立つと思う。
著者たちは、電子ガスの理論を初歩から説き起こして、GW法や保存近似なども丁寧に解説してある。
理論で身を立てたい人は必携だと思う。
Nozieresの本は、自己エネルギーをMと言う記号で表現していたりして、現在普通に使われているΣの表記と違って読みにくいのだが、この本は、現代的な記法で、同じレベルの事が学べる。また当然のことであるが、最近の本なので、新しくわかった知見などもきちんと盛り込まれている。電子ガスの理論は、一見簡単に見えるが、その実、とても難しく、電子相関の研究では、一番、深い物理を有している。この理論をベースとして、密度汎関数法(DFT)なども成立しているので、本当の意味で、交換・相関エネルギーを理解したい人は、この本はとても役に立つと思う。
著者たちは、電子ガスの理論を初歩から説き起こして、GW法や保存近似なども丁寧に解説してある。
理論で身を立てたい人は必携だと思う。