マンナンヒカリ 1.5kg の感想

2017/9/20にNHKのガッテンで放送された蒟蒻特集を発端とし、ゼンパスタ（しらたきパスタ）と本品を購入しました。
2食分食べただけですが、タイトルの通り特に臭いや食感等に違和感なく、美味しく頂けます！

自分は無洗米2合に本品指定数量(75g)の割合：カロリー25％ダウンレシピ、で頂いておりますが、これなら無洗米1合に本品75gでも違和感ないかもしれませんので、明日試してみます。

うちでは、お米を炊く時には、お米、お酒、十六穀、粉寒天、マンナンヒカリ、の5つが必須です。
見た目について、マンナンヒカリは見た目にはご飯粒とあまり変わりません。
食感について、マンナンヒカリの方が少しプルプル感があります。
味について、お米３合にマンナンヒカリ１合だと、米粒単位での味の違いは分かりませんが、マンナンヒカリを加えることで全体的にあっさりとした味になります。蒟蒻特有の臭みは全く感じません。
炊き込みご飯などへの応用について、問題なくできますが、ご飯特有の粘り気が減るので、いなり寿司などは私はうまくまとめられません。その場合は、マンナンヒカリを少し減らしてお米の割合を増やすことで、私はクリアできました。パッケージの裏に分量について詳しい記載があるので、よく読めば大丈夫だと思います。

以前購入したサイズのマンナンヒカリは一合ずつ小分けにされており計量する手間が省けましたが
こちらの製品は1.5kg分がまとめて入っています。

米２合に対して、マンナンヒカリ１合の割合で混ぜて炊くと
約30％のカロリーOFFになるとの事ですので、
試しに米とマンナンヒカリの割合を５：５にして炊いてみる事にしました。

炊き上がった米で塩むすびを作ってみたところ
やはり普通の米おにぎりに比べれば、飯粒のまとまりは悪くなるようです。
むすんでいる最中にも飯粒が手につく量も多いような印象です。
普通の米よりも結んだときの感触がふわふわしている気もしました。
しかし、全くまとまらないと言うことはなく、
多少見た目のささくれ感は有るものの（画像参照）ある程度は形になります。
とは言っても、あきらかに型崩れし易くなるので
お子さんのお弁当などで持たせるには不向きだと思います。

味も決して悪くありません。
むしろ私には十分美味しく感じられ
食感と味に関しては、無理なく続けられるレベルに有ると思いました。

しかし、米の代わりとして考えた場合、かなり割高となるので、
もっと普及して価格も米と同等か、それ以下になってくれれば有りがたいのですが。
それから、開封後、パッケージが計量カップを入れにくい形になっていて
使い切る間際は、非常に計量し難くなります。
この２点を考慮して星ひとつ減らしました。

割と賛否両論分かれていますが、ホントは言っていることは同じなんじゃないかと思いました。

米だけで炊いた時と全く同じ味を期待すれば期待外れですし、食べるのが嫌なほど美味しくないかと言われればそんなに酷いものではありません。

しゃもじでご飯をよそっていて、もうその段階から米だけの場合と違います。チャーハンに近いポロポロ感。お米だけで炊いたなら多少硬めに炊いても粘りはあります。ツヤツヤのお米とお米が「ぷるんぴとっ」とくっつく感じ。これがありません。そこで粘り感を出すために水を多めにして柔らかめに炊く必要があるのですね。しかし柔らかく炊くと結局粘りで貼りつくと言うよりは水気で貼りついている感じなので、違和感はやはりあります。ポロポロが払しょくされるわけではないのです。

味そのものは米以外の異物感を感じることはないでしょう。たぶん割と味のない食品です。ただ米を大事に上手に炊いた時のような粒状感がそこなわれてぺったりするので、おかゆみたいな少し煮崩れ系のテクスチャーになります。味はOKだけどテクスチャーはね。ということですね。

結局は「キサマ！ ダイエットはしたくないのか！」「したいであります！」があるのか無いのかだと思うのです。
ダイエットに効果があるなら贅沢は言わないと思うのか、お米が大好きだからそこだけは一切妥協できないのか。

ダイエットを優先する場合、お米二合に100ccのマンナンヒカリ（一号相当）を混ぜれば、カロリーは1/3オフ。
あなたが我慢強くて、かつお米を食べる満足感を質に求めるなら量を1/3減らせばマンナンヒカリは要りません。
でも量に妥協するのが難しくて、それでもダイエットしたいなら、多少のペッタリご飯を許容すれば道が拓けます。

要するにダイエットと量と質。その3つの内でどれかひとつだけガマンするならどれ？ と言う時に、質はちょっとガマンしようと思う人向けです。で、そうやってガマンするものとしては割と譲歩幅が少ない。外食で美味しくないお米にあたった時許容できる人なら十分許せるはずです。