なぜ日本は〈嫌われ国家〉なのか ──世界が見た太平洋戦争 角川oneテーマ21 の感想

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タイトルなぜ日本は〈嫌われ国家〉なのか ──世界が見た太平洋戦争 角川oneテーマ21
発売日2012-10-01
製作者保阪 正康
販売元KADOKAWA / 角川書店
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購入者の感想

本書では、太平洋戦争の時に連合国側、枢軸国側の各国から
日本がどの様に見られていたのかが主要国ごとに解説されている。
最も印象的だったのは、同じ枢軸国側のドイツに関する記述。
ヒトラーの「わが闘争」の日本語訳には日本に関する部分が削除されており、
実際には黄色人種に対して侮蔑的な表現を繰り返し、
特に日本人に関しては摸倣のみ優れた二流民族であるかのような位置付けを行っていた。
また日本がシンガポールを占領したとき、ヒトラーは
「枢軸同盟の日本が勝ったのは喜ばしいが、
あの黄色い猿どもが英国人を降伏させたことを考えると、
俺はドイツの六個師団を英国に貸してやりたかった」と述べたという。
明治以来、日本の陸軍だけでなく海軍にも何故かドイツびいきの軍人が多く、
ドイツへの好感情は常に米英への悪感情が高まる時に大きくなり、
その極端なブレが日本の欠点だと見抜かれて、ヒトラーに利用されたと著者は結論している。
ところで、本書では反日感情が最も強いあの国については全く触れていない。
日本に併合されていたからとはいえ、かえって不自然に感じた。

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