改訂版　新水産ハンドブック (KS農学専門書) の感想

　公務員「水産」の勉強をする上で大学の教授に勧められたので購入しました。

内容はやや古いです。データも1985年くらいまでぐらいのものがほとんどです。

　覚悟はしていましたが、内容が非常に多く、1ページに文字がびっしり記載されています。自分は集中して読めたのは一日に10ページから20ページが限界でした。
　見たこともない数式（おそらく物理の公式）や複雑な数式が当たり前のように出てきて、使われています。私には理解できませんでした。
この本を読み、完全に理解するには、そういった物理や数学の知識があることが前提とされていると思います。
　
　公務員を目指そうと思っていなくても、水産学を学ぶにあたり、知識を深めるために読むのは非常によいと思います。
講義で学ぶ内容の予習になりますし、復習にもなります。水産の知識も大幅に広がると思います。

　水産関係の学校を卒業した人や、水産関係の職に就いている人は、世間の人からは水産のことは何でも知っていると思われがちです。そのような無茶な質問をされた時にもしかしたらこの本で読んだことが役に立つかもしれないですよ。

内容が新しいものがいいというなら、改訂　水産海洋ハンドブックがいいかもしれません。同じく水産を目指している知り合いが持ってましたが、こちらの水産ハンドブックよりも新しいと思います。(実際に見てないのではっきりとは言えませんが…。)