エコノミスト 2015年 1/6号 [雑誌] の感想

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年末近辺のコモディティ安を中心とした特集が
非常にすばらしかったので、購入。
しかし特集世界経済2015は僅か40ページ強、
かつインタビューも特に特徴的な人おらず。

60円しか変わらないライバル誌が
特集120ページ超、かつジムロジャースはじめ
魅力的な人物10人ものインタビューを
揃えたのとは大違い。ちょっと残念。。。

世界的に景気回復の動きが緩慢で資源需要の伸びは鈍い。
欧州の原油指標である北海ブレンド原油先物相場は
高値だった六月の半値にまで落ち込んだ。それに引きずられる形で
資源国通貨は軒並み値下がり、ロシア・ルーブルは年初から五割、
ブラジル・レアルや南ア・ランドも一割の下落だ。

十月の米国の量的金融緩和が終了したことで米ドルが買われ、
金融市場の地合いの悪化や鉄鉱石などの値段が下落したことも
輸出に頼る資源国の経済を圧迫する要因となっていた。

こうした世界経済のリスクオフの引き金となった原油価格の下落傾向
も、ようやく先が見通せる状況になりつつあり、明るい材料が見えてきた。