金八(初回生産限定盤)(Blu-ray Disc付) の感想
参照データ
タイトル | 金八(初回生産限定盤)(Blu-ray Disc付) |
発売日 | 2015-01-28 |
アーティスト | 私立恵比寿中学 |
販売元 | DefSTAR RECORDS |
JANコード | 4560429728627 |
Disc 1 : | 二乗の事情 金八DANCE MUSIC 未確認中学生X (金八ver.) テブラデスキー~青春リバティ~ キングオブ学芸会のテーマ~Nu Skool Teenage Riot~ 早弁ラップ バタフライエフェクト ちちんぷい U.B.U. (金八ver.) フユコイ PLAYBACK 幸せの貼り紙はいつも背中に ハイタテキ! 大漁恵比寿節 買い物しようと町田へ 蛍の光 (Demo) |
Disc 2 : | 結果オーライ (LIVE FOOTAGE from「エビマニVol.1~逆襲の干され曲~」@舞浜アンフィシアター(2014年10月19日)) 歌え!踊れ!エビーダダ (LIVE FOOTAGE from「エビマニVol.1~逆襲の干され曲~」@舞浜アンフィシアター(2014年10月19日)) パクチー (LIVE FOOTAGE from「エビマニVol.1~逆襲の干され曲~」@舞浜アンフィシアター(2014年10月19日)) Another Day (LIVE FOOTAGE from「エビマニVol.1~逆襲の干され曲~」@舞浜アンフィシアター(2014年10月19日)) 大好きだよ (LIVE FOOTAGE from「エビマニVol.1~逆襲の干され曲~」@舞浜アンフィシアター(2014年10月19日)) 新・青春そのもの (LIVE FOOTAGE from「エビマニVol.1~逆襲の干され曲~」@舞浜アンフィシアター(2014年10月19日)) (他) |
カテゴリ | » ミュージック » ジャンル別 » J-POP |
購入者の感想
非常に高い評価を与えるべきアルバムだろう。
この作品の驚くべきところは、沢山の予測不可能性要素が集合した結果、全体として整合性を保っていることである。これはなかなかできることではない。
多くのレビューですでに書かれているように、今作には「ジャンルかぶり」が一切ない。(おそらくアルバムのコンセプトとして予め「雑多なジャンル構成」があったのだろう)
また、例えば「バタフライエフェクト」が90s風のロックサウンドならば、「ちちんぷい」はシンセが大胆に使われる現代的アレンジのロックチューンであり、「ジャンル」という横の振り幅に「年代」という縦の振り幅も加わっていることにも注目したい。
「ゴールデンエイト」(エビ中は8人組)と「金曜8時(=Mステ)」をかけたヒャダインの「金八」や、片思いを歯の痛みに例えた「ハイタテキ!」、学校の放課後とライブの終演を同時に思わせるエピローグ「蛍の光」など歌詞も本当に秀逸で、「買い物しようと町田へ」なんかはサザエさんEDのオマージュに留まらず、現代の学生あるあるソングに仕立てるなどヒネリが効いており、どれも一筋縄ではいかない。
そんなわけで集まった楽曲群は、まるで「どうだエビ中、歌えるか!」と言わんばかりにクリエイターらがエビ中に叩きつけた挑戦状のようなものなのだが、彼女たちはしっかり自分たちのモノにしているから驚きだ。各曲作家コメントにて、渋さ知らズの鬼頭哲が「(エビ中の歌を聴いて)もっとメチャクチャしても良かったのか」と述べていたように、エビ中には何でもかんでも受け入れて歌いこなす高い消化能力があるようである。これがアルバムが整合性を獲得した要因の一つといえよう。
このアルバムは、アイドルファンのみが楽しむもので終わってしまっては勿体なく思う。Mステ出演やドラマ、舞台などメディア露出が増えている今、より多くの人にこの作品に触れてもらえたらと強く願う。本当にオススメです。
この作品の驚くべきところは、沢山の予測不可能性要素が集合した結果、全体として整合性を保っていることである。これはなかなかできることではない。
多くのレビューですでに書かれているように、今作には「ジャンルかぶり」が一切ない。(おそらくアルバムのコンセプトとして予め「雑多なジャンル構成」があったのだろう)
また、例えば「バタフライエフェクト」が90s風のロックサウンドならば、「ちちんぷい」はシンセが大胆に使われる現代的アレンジのロックチューンであり、「ジャンル」という横の振り幅に「年代」という縦の振り幅も加わっていることにも注目したい。
「ゴールデンエイト」(エビ中は8人組)と「金曜8時(=Mステ)」をかけたヒャダインの「金八」や、片思いを歯の痛みに例えた「ハイタテキ!」、学校の放課後とライブの終演を同時に思わせるエピローグ「蛍の光」など歌詞も本当に秀逸で、「買い物しようと町田へ」なんかはサザエさんEDのオマージュに留まらず、現代の学生あるあるソングに仕立てるなどヒネリが効いており、どれも一筋縄ではいかない。
そんなわけで集まった楽曲群は、まるで「どうだエビ中、歌えるか!」と言わんばかりにクリエイターらがエビ中に叩きつけた挑戦状のようなものなのだが、彼女たちはしっかり自分たちのモノにしているから驚きだ。各曲作家コメントにて、渋さ知らズの鬼頭哲が「(エビ中の歌を聴いて)もっとメチャクチャしても良かったのか」と述べていたように、エビ中には何でもかんでも受け入れて歌いこなす高い消化能力があるようである。これがアルバムが整合性を獲得した要因の一つといえよう。
このアルバムは、アイドルファンのみが楽しむもので終わってしまっては勿体なく思う。Mステ出演やドラマ、舞台などメディア露出が増えている今、より多くの人にこの作品に触れてもらえたらと強く願う。本当にオススメです。