正しい楽譜の読み方 -バッハからシューベルトまで- 〜ウィーン音楽大学インゴマー・ライナー教授の講義ノート〜 の感想
参照データ
タイトル | 正しい楽譜の読み方 -バッハからシューベルトまで- 〜ウィーン音楽大学インゴマー・ライナー教授の講義ノート〜 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 大島 富士子 |
販売元 | 現代ギター社 |
JANコード | 9784874714706 |
カテゴリ | エンターテイメント » 音楽 » 音楽理論・音楽論 » 音楽学・音楽教育学 |
購入者の感想
楽譜にアーティキュレーションの指示がない古典の曲の,演奏速度や装飾音の決め方を教えてくれる本である。
ウィーン国立音楽大学のセンセイの講義をベースにした本だが,薄いし,平易な書きぶりで,エピソードも豊富なので,楽しく古典の演奏法の知識が身につく本である。
ヨーロッパの宮廷のダンスは,日本の参勤交代と似た意図があり,各地の領主を強制的に城に集めて,謀反を企てる暇がないようにするシステムだったとか。
大広間で椅子に腰掛けるのは,王族のみ。残り全員は何時間も立ちっぱなし。
メヌエットなどは1度に1組だけが10分ほど踊る曲なので,皆,二人一組で待機して,何時間でも飲まず食わずの立ちっぱなしで踊る順番が来るのを延々と待ったのだとか。
などなど。
解説もリアルに場面を想像できそうな表現であり,音楽の歴史への理解も深まった。
弦楽器や管楽器で,バロックの曲を弾くことのある人には,楽しい本だと思う。
ウィーン国立音楽大学のセンセイの講義をベースにした本だが,薄いし,平易な書きぶりで,エピソードも豊富なので,楽しく古典の演奏法の知識が身につく本である。
ヨーロッパの宮廷のダンスは,日本の参勤交代と似た意図があり,各地の領主を強制的に城に集めて,謀反を企てる暇がないようにするシステムだったとか。
大広間で椅子に腰掛けるのは,王族のみ。残り全員は何時間も立ちっぱなし。
メヌエットなどは1度に1組だけが10分ほど踊る曲なので,皆,二人一組で待機して,何時間でも飲まず食わずの立ちっぱなしで踊る順番が来るのを延々と待ったのだとか。
などなど。
解説もリアルに場面を想像できそうな表現であり,音楽の歴史への理解も深まった。
弦楽器や管楽器で,バロックの曲を弾くことのある人には,楽しい本だと思う。