JFK<ディレクターズ・カット/日本語吹替完声版> [Blu-ray] の感想

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タイトルJFK<ディレクターズ・カット/日本語吹替完声版> [Blu-ray]
発売日2013-11-22
監督オリバー・ストーン
出演ケビン・コスナー
販売元20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
JANコード4988142967527
カテゴリDVD » ジャンル別 » 外国映画 » ドラマ

購入者の感想

オリバー・ストーンという監督は、その実力に比して正統に評価されない監督という感じする。代表作は「プラトーン」だろうが、このJFKも傑作だと思う。すでに、暗殺から四十年経過している。ウオーレン報告書は75年封印されるから、さらに三十年要す。アメリカ人のみならず、ケネディ暗殺がオズワルドの単独犯行だと信じている人は少数派だろう。この映画は基本的には実話に基づいて作られている。一地方検事が単独犯行説にぬぐいがたい疑問を抱く。
この地方検事の活動をベースに物語は展開していくが、ここには我々もいまだ見たことのなかった決定的瞬間をうつした八ミリ映画(当時、現場にいた人が偶然写していたもの。それは前方からの弾丸がケネディの頭を直撃、ケネディの脳が後ろに飛び散るという凄まじい映像だった。さらに、軍をすでにリタイアーした男から産官軍の陰謀を聞かされる。裁判での地方検事の立証はじつに説得力あるものだが、真犯人探しが裁判の目的ではないので敗訴してしまう。しかし、廉価版になったJFKをまた見て感じたことは、六十年代という時代の意味、ベトナム戦争に米国が本格介入する分岐点になった。そして、ケネディ大統領のアメリカの歴史における重要性だ。いつの日か、暗殺の真実が明らかになることは間違いないが、オリバー・ストーンの分析はほぼ正しいと感じる。この事件はアメリカの戦後史の分岐点ともなった事件だろう。その意味でも若い人に是非見て欲しい。長さは感じさせない作品だ。

早いものでこの作品が公開されてから21年も経ってしまった。当時人気絶頂にあったケビン・コスナー主演でオリバー・ストーン監督の下つくられたオールースターキャスト映画でもあるが、緻密な構成と力技の演出が光る作品でもある。しかしなんと言ってもこの作品は配役の巧さが光る。ケビン・コスナーのギャリソン検事はあまり本人には似ていないが、クレイ・ショー役のトミー・リー・ジョーンズ、デイヴィッド・フェリー役のジョー・ペシ、リー・ハーヴェイ・オズワルド役のゲイリー・オールドマン、ディーン・アンドリュース役のジョン・キャンディはは本人にそっくりだ!と感じさせる。

映画の説の真意はともかく、3時間20分全く飽きさせずに魅せる構成は見事であると思うし、最後のケビン・コスナーの演説は秀逸。公開当時はわからなかったけど、ケビンの南部訛結構巧いなあと今見ると感じますね。

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20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパンから発売されたケビン・コスナーが出演のオリバー・ストーンのJFK&lt;ディレクターズ・カット/日本語吹替完声版&gt; [Blu-ray](JAN:4988142967527)の感想と評価
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