旦那(アキラ)さんはアスペルガー 奥(ツナ)さんはカサンドラ の感想

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参照データ

タイトル旦那(アキラ)さんはアスペルガー 奥(ツナ)さんはカサンドラ
発売日販売日未定
製作者野波 ツナ
販売元コスミック出版
JANコード9784774791173
カテゴリ » ジャンル別 » 文学・評論 » エッセー・随筆

購入者の感想

私もおなじような体験をしていたので、読みながら何回も「そうそう!」と思いました。30年以上、夫の冷たさ、自分勝手さ、よく分からない言動に悩み、悲しく思ってきましたが、アスペルガー症候群だったからだとようやく納得できました。夫は変わりませんが、脳に障害があると知ってからは、「それはこれこれこうだから、良くないのでやめてください」、とか、やや強めに言えるようになりました。
今までは怖くて言えなかったので。
冷淡で思い遣りがない言動をしてしまうことを、夫はそれが酷いことだと全く気付いて居ないのですし、それが原因で状況が悪くなったりすると、彼も苦しそうだとわかったから。
私はもう、夫を男性として見ることはやめましたが(好きな人に冷たくされ続けて、自分が病気になるのはもう十分)、子どももいるし、家族としては、「この人はアスペルガーだからこう対応するしかない」と思えるようになりました。
でも、私も著者のように実家があったら、とっくの昔に別居していたと思います。アスペルガーの夫を持った妻にしかわからない苦しみ悲しみへの応援歌のような作品だと思います。私だけじゃなかったんだと、大変勇気づけられました。カサンドラの皆さん、必ずカサンドラ抜けは出来る日が来ます。

カサンドラの名前を昨年初めて知って、もしかしたら自分もそうだったのかもと霧が晴れたような気持ちになったとき、この本を知りました。
自分の主人(診断を受けているわけではありません)はアキラさんとはタイプがかなり違いますが、コミュニケーションの分野についてはほとんど合致します。
主人と一定の距離をおくようになって、自分自身が回復してから知ったので、「もうちょっと早く知っていたら、いろいろやり方もあったかもなぁ」と思います。ツナさんが書かれているように、主人のいいところを魅力に感じて一緒になったわけなので、いいところもたくさんある人です。でも結婚して身内となると、???なことややりきれないことがたくさん出てきて、自分た正しいと強い自信を持っている主人なので、じわじわと最終的には「自分がおかしいのかな?」と追いつめられてしまうところがカサンドラの怖さだと思います。
この本によってカサンドラの認知度が高まり、知ることによって関係が崩壊する前に工夫できる手だての一つになればいいなぁと願っています。

このシリーズは全部読んでいます。
前作で少しふれたカサンドラ症候群について、さらに踏み込んで描かれています。
義父母、夫アスペルガーの中での子育てはストレスフルでした。共感することばかりです。
アスペルガーの特性をわかっていたら、もう少し義父母や夫とうまくやれたのかと思いますが、自分が多少傷つかないのが、やっとだと思います。三対1ですもの。
子供たちもまた、カサンドラなんだと思います。親がアスペルガーの子供たちにも焦点をあててほしいと思いました。
次回に期待します。

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