マタギとは山の恵みをいただく者なり の感想

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参照データ

タイトルマタギとは山の恵みをいただく者なり
発売日販売日未定
製作者田中 康弘
販売元エイ出版社
JANコード9784777926671
カテゴリジャンル別 » 人文・思想 » 文化人類学・民俗学 » 日本の民俗

購入者の感想

田中氏のマタギ3部作完結だろうか。

マタギ 矛盾なき労働と食文化
女猟師
そして本書である。

目次からも分かるように、阿仁マタギ(阿仁と言っても広範な地域で集落ごとに違いがあるとの事)の生活を
自らの体で受け止め(ご自身は虚弱体質中年と書くが)五感をフルに使い文字と画像に落とし込んでいる。
ふんだんに使われているカラー写真も素晴らしい。それでこのお値段(1500円)

個人的に根深誠さんが綴った青森のマタギ「山の人生マタギの村から」、白日社の「黒部の山人 北アルプスの猛者猟師山賊鬼サとケモノたち」と併せて読まれるとさらに自然と人間との関係性が良く見えてくるのではないかと思います。

サバイバル猟師などといって面白半分で動物を狩る人とはまったく違う真摯な態度なマタギ、自然の中で生きるために食う事の大切さ(食うために生きるのではなく)を教えてくれるのである。

目次
マタギ食堂へようこそ
第一部  山のメインディッシュ--獣肉の狩りと調理
第一章 雪に隠れた熊がもたらす恵み
熊穴を見に行く/悪戦苦闘のスノーシューでの雪中歩行/見つけた熊穴をのぞく/
マタギにとっての熊の価値/2種類の熊の胆/さまざまな熊料理、熊を食べる意味/熊を利用すること
第二章 マタギのメシから生まれた郷土料理
キリタンポ発祥の真説?/根子の田んぼでタンポ作り/マタギのタンポはひと味違う/火を操るマタギ
第三章 しのびで捕ったウサギを食す
冬の猟は悪戦苦闘/ウサギはどこにいるのか?/ウサギ見ゆ…?/
ウサギの味は内臓が決め手/マタギのウサギ料理
COLUMN マタギが伝えてきたもの

第二部  山で芽吹く幸--茸・山菜の採り方、味わい方
第四章 マタギと犬と茸採り
マタギ犬の謎/唸る犬/茸はどこだ/幻の道路/茸採りと遭難/茸は大切な資源
第五章 食卓を彩る旬の山菜
阿仁三大山菜を探す/マタギ山菜料理/馬肉と山菜/山菜の忍者 ミズ
第六章 マタギの家の豊かな食卓

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