おじょじょじょ (1) (バンブーコミックス 4コマセレクション) の感想

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参照データ

タイトルおじょじょじょ (1) (バンブーコミックス 4コマセレクション)
発売日2013-09-06
製作者クール教信者
販売元竹書房
JANコード登録されていません
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック

購入者の感想

この作者の作品は世界観が繋がっていることが多いが、今回は学園日常もので独立しているみたいです。主人公はクラスから浮いている高校性とヒロインは大富豪の令嬢。変人と肩飛車の組合せですが、二人とも根が素直なのかあっさりお互いを受け入れ合う。むしろそれを傍で観察してワクワクしている人達が面白い。ヒロインの初めての同性の友人やヒロインの執事の視点が暖かいようで興味本位なのが良いアクセントになっています。この二人の視点はそのまま読者の視点なので、どちらが自分に近いかを考えた時、結構、ショックを受けます。実際、どちらも大概な人達なので。
ただ、この二人がいないとヒロインがひたすらツンデレで萌え続けるだけになってしまうので、ツッコミは大事です。ま、ヒロインが萌え尽きる様はそれだけ見ていてもホクホクします。
寝る前に読むと良い夢を見られそうです。

以前話題になっていたような気がしたので手にとってみたところ、あまりの面白さに腰抜かしました。
何の変哲もない高飛車なお嬢様と無口な男の話なのに、ここまで読ませるのはすごいです。
一読を薦めます。

ツンデレ…と大ぐくりにするにはもったない、キャラクター豊かなお嬢様と
無口でちょっと変わった男のコとの基本あまあまラブストーリー。

大金持ちのお嬢様としてつい虚勢をはってしまう(でも中身は純情すぎるぐらいに純情)
地獄巡春(じごくめぐり はる)お嬢様が恋や友情を通して成長していく様が
実にいじらしく、生き生きと描かれていきます。まあだいたい可愛い。間違いない。

孤独な主人公の話ではありますが、ネガティブな気持ちになるようなエピソードは極薄なところも良い。

でもいちばんすごいなーと思うのが4コマとしてちゃんと「笑える」。
シュールだったり間で楽しませたりも使ってきますが、基本きっちりボケとツッコミがあるコメディです。
しかもめっちゃ王道。
これはすごいことだと思う。
新しいことも昔から受け継がれる古いこともすべて丸抱えて昇華…。
これはひょっとして主人公カップルが今っぽい女子と昭和っぽい男子なことにも関係するんでしょうか。

新しい才能に出会うとほくほくできますね。いやーいいわあ。

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