Voice(初回盤) の感想
参照データ
タイトル | Voice(初回盤) |
発売日 | 2013-08-21 |
アーティスト | androp |
販売元 | ワーナーミュージック・ジャパン |
JANコード | 4943674147373 |
Disc 1 : | Voice UtaUtai no Karasu Echo Boy |
Disc 2 : | Voice -music video Voice -making movie |
カテゴリ | » ミュージック » ジャンル別 » J-POP |
購入者の感想
andropは各作品ごとに様々なベクトルを持った曲を作る。ポップな中に前衛的・実験的な要素もあったりして、前作one and zeroもそうした作品で非常に楽しんで聴くことができ、今回も非常に楽しみにしていた。
一曲目はドラマの主題歌にもなったvoice。
イントロが流れた後、非常に印象的なメロディーのフレーズを経て歌詞に入る。
背後ではベース・ドラムは複雑で変化に富む激しいリズムを展開しており、とてもエキサイティングな空気が作られる一方、
ボーカルは対照的に滑らかなリズムを優しくクリアーな声で、あくまでクールに歌い上げる。
その対比が立体的なサウンドを醸し出していて、まるで湧き上がるリズムの合間を縫ってボーカルが進んでいくような感じさえする。
二曲目はゆったりとしたペースで流れるUtautai no Karasu。
一転して落ち着いたリズムの中、ノスタルジックさも漂うメロディーと声でしっとりとした雰囲気に終始する。
三曲目は弾き語りで歌うEcho Boy。
静寂の中に響くギターとボーカルが心地よい。先ほど上で「クールに」と表現したが、それは感情がこもっていないということではない。むしろ内向きの、切実な響きがあり、それが非常に心を打つ。この曲でもそれが味わえる。
サビにおいて声が激しくなる瞬間があるが、そこでも激しさよりはきわめて切実な感情が伝わってくるように感じる。もともとの優しい声や歌詞と相まって非常に心地よい。
全体を通してみると、andropらしい安定した聴きごたえのある作品となっている。
ただ前作one and zeroやその前のアルバムrelightに比べると、前衛性や実験性という点ではやや大人しいと感じた。
とはいっても、やはり各曲の完成度の高さ、音楽性の高さは変わりなく、次回作も楽しみだと思わせる作品だった。
一曲目はドラマの主題歌にもなったvoice。
イントロが流れた後、非常に印象的なメロディーのフレーズを経て歌詞に入る。
背後ではベース・ドラムは複雑で変化に富む激しいリズムを展開しており、とてもエキサイティングな空気が作られる一方、
ボーカルは対照的に滑らかなリズムを優しくクリアーな声で、あくまでクールに歌い上げる。
その対比が立体的なサウンドを醸し出していて、まるで湧き上がるリズムの合間を縫ってボーカルが進んでいくような感じさえする。
二曲目はゆったりとしたペースで流れるUtautai no Karasu。
一転して落ち着いたリズムの中、ノスタルジックさも漂うメロディーと声でしっとりとした雰囲気に終始する。
三曲目は弾き語りで歌うEcho Boy。
静寂の中に響くギターとボーカルが心地よい。先ほど上で「クールに」と表現したが、それは感情がこもっていないということではない。むしろ内向きの、切実な響きがあり、それが非常に心を打つ。この曲でもそれが味わえる。
サビにおいて声が激しくなる瞬間があるが、そこでも激しさよりはきわめて切実な感情が伝わってくるように感じる。もともとの優しい声や歌詞と相まって非常に心地よい。
全体を通してみると、andropらしい安定した聴きごたえのある作品となっている。
ただ前作one and zeroやその前のアルバムrelightに比べると、前衛性や実験性という点ではやや大人しいと感じた。
とはいっても、やはり各曲の完成度の高さ、音楽性の高さは変わりなく、次回作も楽しみだと思わせる作品だった。