医師のためのパフォーマンス学入門 の感想
参照データ
タイトル | 医師のためのパフォーマンス学入門 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 佐藤綾子 |
販売元 | 日経BP社 |
JANコード | 9784822261351 |
カテゴリ | ジャンル別 » ノンフィクション » 科学 » 医学 |
購入者の感想
病気でなんども外来に通うことを経験しました。 この本を読んで、先生は私がドアを開けて入ってくるところからずっと細部まで観察なさっておられたんだな・・・と思うと 少し気恥ずかしくなりました。 (本書によると)着衣や持ち物、服についた小さな汚れなどからも その人の病気や背景を知ろうとなさっているとのこと。 私の主治医の先生は、癒し系の先生ですが、なるほど ここに書かれているようなテクニックを上手に使っておられました。 私の説明したことを、先生が繰り返して(短く優しく)おっしゃるのです。あなたのお話を聞いていますよ、とか 共感の気持ちが確かに伝わってきていました。 この本は、リーダーシップをとる立場にある方が読んでも とても役に立つと思います。 私も 何かチームワークのようなことに取り組む際には、また読み直して、身に着けられるように努力したいです。
医療におけるコミュニケーションを学びたく思い購読した。
医者と患者が対話する医療は、ある種サービス業、もてなし的な要素を期待されることは多い。
アイコンタクトやスマイル、ジェスチャーなど個々の具体的なやり方は参考になった。
患者さんの満足度はそういった好感度に大きく左右されるのである。
しかし、こういった状況は治療の結論によっても大きく変わる。良くならない場合、
患者さんの望まない治療方針が最善である場合、著者が示すようなWin-Winの結論に至らない場合も
日常のように存在するだろうと思う。
医療の専門性は高まり、「高度専門医療」をどんな場所でももとめられる。
更に こういった著書により、上乗せして「パフォーマーであること」も求められるようになるのか。
パターナリズムは終わり、医師患者関係は対等であると言われ続けて久しいが、
どこか 救世主であったりヒーローであったりすることが未だに求められ続けている。
こういったダブルスタンダードの中で、医師の疲弊が更に進まないことを祈る。
医者と患者が対話する医療は、ある種サービス業、もてなし的な要素を期待されることは多い。
アイコンタクトやスマイル、ジェスチャーなど個々の具体的なやり方は参考になった。
患者さんの満足度はそういった好感度に大きく左右されるのである。
しかし、こういった状況は治療の結論によっても大きく変わる。良くならない場合、
患者さんの望まない治療方針が最善である場合、著者が示すようなWin-Winの結論に至らない場合も
日常のように存在するだろうと思う。
医療の専門性は高まり、「高度専門医療」をどんな場所でももとめられる。
更に こういった著書により、上乗せして「パフォーマーであること」も求められるようになるのか。
パターナリズムは終わり、医師患者関係は対等であると言われ続けて久しいが、
どこか 救世主であったりヒーローであったりすることが未だに求められ続けている。
こういったダブルスタンダードの中で、医師の疲弊が更に進まないことを祈る。