住友化学園芸 ベンレート水和剤 0.5g×10 の感想

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参照データ

タイトル住友化学園芸 ベンレート水和剤 0.5g×10
発売日販売日未定
販売元住友化学園芸
JANコード4975292050117
カテゴリカテゴリー別 » ガーデン用品 » 害獣・害虫対策用品 » 園芸用忌避剤

購入者の感想

植物を栽培していて殺菌剤といえば、ベンレートが一番に来ると思います。0.5g入×10包ですが、家庭園芸では通常1g単位ですので、1g使って5回分ということになります。2gづつ使えば2.5回分です。まあ、アッという間になくなります。100g入の大袋でも千円以下くらいで売られているので、この手の家庭園芸用分包タイプは高価です。
小分けしてある分包の利点は、面倒くさい計量をしなくてもすぐに使えることです。植替の際に植物の根を消毒したりする時に、1gなら1Lの水を注げば1000倍ということになります。極めて簡便です。
殺菌剤・殺虫剤には使用期限がありますので、分包タイプは使用頻度・量が少ない方でも使い切ることができます。

春〜梅雨前に頻発するうどん粉病や灰色かび病など菌によって感染する症状に効果がある殺菌剤です。
灰色カビ病など撒いても撒いても症状が治まらないことがあります。
これはこの薬剤に対して耐性を持つ菌に罹患しているためです。
作用点が近いためベンレートが効かない株にトップジンMを使っても効果はほぼありません。
(以前はミラネシンという抗生剤がありましたが農薬登録が切れたため製造中止になってしまいました。)
ではどうするか。
安全性の高い順に申しますと
1:食酢,もしくは重曹の0.5〜2%水溶液を作って散布し、葉面のpHを酸、アルカリどちらかに傾ける。
2:次亜塩素酸ナトリウムを含むキッチンハ○ターをキャップ1杯500mlの水で薄め(この用量で約600ppmの次亜塩素酸ナトリウム溶液が出来ます。)葉面を殺菌する。
3:硫酸銅(劇薬指定のため入手には身分証明と印鑑が必要です。)8gを100mlの水に溶解し、15gの生石灰を30mlの水に溶解させたものと混和して散布、殺菌する。
これらの方法で殺菌、滅菌処理することになります。
一般の御家庭では1,2の方法と本品を順繰りに用いる方法が現実的ではないでしょうか。
ただ、いづれの方法もダインなどの展着剤を用いないと薬剤が葉面に残らず効果が出にくいです。
散布にあたっては雨で薬剤が洗われてしまわないよう天気にも気をつけて下さい。
また、あくまでも本剤は殺菌剤のためウイルスによって罹患するモザイク病などには効果がありません。
有機栽培をされている方は、本剤の殺菌作用による土壌の細菌叢バランスの崩壊、ミミズなどの土壌生物の死滅を防除するため、滴下する薬剤を藁や新聞紙でマルチングして取り除くことも必要かと思われます。
本剤、上記1、2の方法で効果がない際は罹患株を見つけ次第処分することや、栽培土壌の燻蒸殺菌が病気の蔓延を防ぐことにもなります。
お大事になさって下さい。

追記:
ウイルス感染による病気には効果がありませんが、根腐れや球根の傷を殺菌することでウィルス罹患のリスクを減らす効果はあります。

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