フィギュアスケート日本男子応援ブック4 の感想

「日本男子応援」とは名ばかりの、ダイアプレスによる「羽生選手人気便乗ムック」第４弾です。
さすがにシリーズも４冊目、しかもこの表紙を見て、羽生くん以外の選手を目当てに購入する人はいないと思いますが、
今回も全８４ページ中５２ページが羽生くん尽くしというブレのない構成になっていますので
羽生くん以外の選手が目当てだという方は、表紙の小さな写真につられて迂闊に買わないほうが無難です。
（ちなみに町田選手成分は前号「フィギュアスケート日本男子応援ブック3」と同じく全１０ページです。しかも相変わらず写真チョイスが微妙です）

今回は仙台凱旋パレードや園遊会を筆頭に、多忙を極めた「２０１４年４月の羽生結弦」をフォローする構成になっていますが、
それだけで５０ページを埋めるのはさすがに無理があるため、「過去のエキシビションプログラム特集」との２部構成になっています。
「花になれ」の衣装の写真だけで２２ページが費やされているので、あの衣装姿が好きだという方には絶対におすすめの一冊です。

あとは「ゆづの好敵手」としてチャン選手が４ページ、「ゆづの同門生」としてフェルナンデス選手が４ページ、
「ゆづの先生」としてジェフリー・バトル氏が２ページ特集されています。（日本男子応援どこいった）
上述の町田選手が１０ページ、織田・小塚選手が４ページという構成。
巻末には初心者向けの観戦ガイド＆７月までのショースケジュールが４ページ載っています。

「ゆづ、輝きながら…」とかいうこのムック独特のアイドルのりコピーももう慣れました。
相変わらず文章記事の読み応えは皆無ですが、今回もオールカラー８００円という、
たいへんコスパに優れた羽生くんファンブックになっています。